リップル社は同社が支援するXRPレジャーに、欧州連合の暗号資産市場規制(MiCA)に準拠した初のユーロ建てステーブルコイン「EURØP」が統合されたことを発表しました。

EURØPは5月22日にローンチされ、ユーロに1対1で完全に裏付けられた償還可能なステーブルコインです。発行元のシューマン・フィナンシャル社は、フランスの規制当局であるフランス健全性監督破綻処理機構(ACPR)からライセンスを取得。EURØPを裏付ける準備金は、会計事務所KPMGによる定期的な監査を受け、ソシエテ・ジェネラル社など欧州の主要銀行に安全に保管されています。

発行元のであるシューマン・フィナンシャルのマーティン・ブランコCEOは、EURØPがXRPレジャーの持つ回復力とユーロネイティブの流動性を活用すると述べています。

EURØPはリアルタイムのユーロ決済、企業間および企業対消費者間のオンチェーン決済のほか、分散型金融やトークン化された実世界資産分野での利用を目指して設計されました。

今回のEURØPのXRPレジャーへの統合は、EUにおける準拠した形での安全なデジタル決済やオンチェーンファイナンスの発展を後押しするものとして期待されます。


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