
先日、ビットコインは過去最高値を更新し現在は高値圏である111,000ドル付近を現在は推移しています。そんな中、昨年12月の最高値更新時とは異なる市場の動きが出ていたことが報告されています。
Coin age distribution shows the shift:
<1m-old coins:
🔺 76.9% (May 2025)
🔻 44.6% (Dec 2024)>6m-old coins:
🔻 13.4% (May 2025)
🔺 24.7% (Dec 2024)Older coins were much less active this time, signaling stronger holding behavior. pic.twitter.com/8PZq8p3ZX7
— glassnode (@glassnode) May 22, 2025
Glassnodeの分析によると、ビットコインが史上最高値を更新した日、利益確定量は約10億ドルにとどまりました。これに対して昨年12月にビットコインが以前の最高値を更新した時の利益確定量は21億ドルに達していたとのことです。
また、今回の高値更新時に保有期間(同一アドレスで)が1か月未満のビットコインの利益確定取引に占める割合は 76.9%、前回の高値更新(2024年12月)には44.6%にとどまっており約32%の増加となりました。これは、価格上昇局面において現在は短期の投機的な投資家が市場を主導していることを示唆しています。
一方、同一アドレスで保有期間6か月超のビットコインが今回の高値更新時に利益確定に使われた比率は13.4%と前回時の 24.7% から半減。2017年、2021年の強気相場初期には20〜30%台で推移していた点を鑑みると、現在の長期保有者の売却意欲は過去サイクルよりも低いことがわかります。
Fold社のウィル・リーブス創業者兼CEOは最新のポッドキャストで「現在の史上最高値更新はこれまでで最も静かだがおそらく最も重要な節目」と述べ、投資家の多くが20万ドル、25万ドルまで利益確定を控える可能性があると予測しています。同氏はインフレ懸念や米国政府のビットコイン支持政策などの追い風を背景に「この上昇トレンドは始まったばかり」との見解を示しています。
引き続きビットコインの市場動向に注目が集まります。
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