分散型デリバティブ取引所dydxの昨年の累積手数料が1.37億ドル(約178億円)にのぼることがわかりました。
dydxを支援するdydx財団(dydx Foundation)が公開した年次レポートによると、昨年2022年の累積取引量は4,663億ドル、アクティブトレーダー数は3.9万人で各期間の平均で4.2%増加したとしています。
dydxのプロトコルのガバナンスやユーザーサポートを行うdydx財団は、2022年に12人の正社員と7人のパート社員のチームに拡大。新たにCEOとしてMetaMaskやInfulaを手掛けるConsenSysからシャルル・ドーシー氏が参加したとしています。
昨年初頭に開始した同チームが手掛ける助成金プログラムでは、18ラウンドで280万ドルの資金が割り当てられ、残り資金は200万ドルに。
dydx財団が取り組み中のdydx DAOに関しては、今後、銀行口座と決済システムの構築やDAOコミュニケーションプラットフォームの確立と維持などがDAOで管理される可能性もあるとしています。
デリバティブ取引が可能な分散型取引所として注目を集めるdydxの$DYDXトークンでは、投資家や従業員向けのトークンのロック解除が2023年末まで延期されることが発表されています。
現在Starkware社が手掛けるStarkEx上で稼働するdydxは、ローンチ予定のV4でCosmosの開発フレームワークを活用し、独自チェーンを構築予定。
V4展開に関して、11月時点で5つのマイルストーンのうち2つ目まで完成し、現在は高度な注文タイプ(ポストオンリー、ストップリミット等)やダイナミックファンディングレートなどの高度な機能について取り組んでいるとしています。
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