UniswapがUniswap v4の構想を発表しました。これにはWhitepaper初期のオープンソースのコードも含まれます。これは、流動性の創出方法とトークンのオンチェーン取引方法に革命をもたらすことを約束する新バージョンになります。以前、発表したオンチェーン流動性と分散型金融(DeFi)にとって重要なマイルストーンとなったUniswap v3のリリースから2年経っての新バージョン発表となります。

Uniswap v4では、プールアクションのライフサイクルのさまざまな時点で実行されるコントラクトである「Hook」の概念が導入されています。これにより、ユーザーはv3と同様にトレードオフを決定したり、全く新しい機能を追加したりすることができます。

v4では、ダイナミックフィーをネイティブにサポートするプールで、オンチェーンでの指値注文を追加したり、時間加重平均マーケットメーカー(TWAMM)として動作して大口注文を時間的に分散させたりできるようになります。

また、新バージョンでは、すべてのプールが単一のスマートコントラクト内に存在する「Singleton」コントラクトが導入されました。この「Hook」と「Singleton」アーキテクチャの組み合わせにより、高速で安全なプールのカスタマイズや、多くのプールにまたがる効率的なルーティングを可能にします。

公式のブログの中では、Hookを「プール、スワップ、手数料、LPポジションの相互作用をカスタマイズするプラグイン」とも説明されています。

Uniswap Labs Blogより引用

また、v4のアップグレードにより、ガスの削減も99%改善されると発表しており、これは「Singleton」アーキテクチャの新しい「フラッシュ・アカウンティング」システムによって補完されます。

Uniswap v4は、以前のバージョンと同様に、Uniswapコミュニティによって管理される予定です。このコードは、ビジネスソースライセンス1.1の下でリリースされます。このライセンスでは、v4のソースコードの商用または生産環境での使用を最大4年間制限し、その時点でGPLライセンスに移行して永続的に使用されます。

記事ソース : Uniswap Labs. Blog

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