フランス発のファッションブランド「Maison Margiela(メゾン マルジェラ)」が3月7日に同社のシンボルでもあるTABIシリーズをメタバースに持ち込んだ最新コレクション「MetaTABI」の発売を発表しました。

MaisonMargielaは以前もNFTを活用したWeb3ゲームを発表しており、Web3を積極的にブランドに取り込もうとしています。

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MetaTABIについて

最新TABIシリーズとなった今回のコレクションでは、The Fabricantによってデジタル世界のために精巧にデザインされたブーツデザインが取り入れられており、伝統的な職人技と最先端のイノベーションの融合が表現されています。

MetaTABIの所有者は、ARやゲームを通じてデジタルでコレクションを体験しながら、リアルな限定版アイテムと引き換える機会も得られます。

具体的には、限定15個となるホワイトカラーのMetaTABIには現実世界の特注のブーツが付属、1,500個販売されるブラックカラーのMetaTABIにはカスタムメイドのMaison Margielaレザーウォレットが付属します。さらに、MetaTABI所有者には、Maisonが今後のWeb3で展開されるプロジェクトに優先的にアクセスできる権利も提供される予定です。

販売に関して

セールはファッションNFTマーケットプレイス「The Fabricant」にて実施されます。

MetaTABIのプレセールは、3月26日午前2時(日本時間)から開始し、3月27日午後4時からはパブリックセールが72時間(または売り切れるまで)行われます。

プレセールに参加するためには、

  1. Maison Margielaのナンバーズゲームの参加者で、少なくとも1つの番号を持っている人
  2. Maison MargielaとThe Fabricantが主催した抽選の当選者
  3. The Fabricantのアイテムを所有しており、メタマスクウォレットを登録している人

上記のいずれかの条件が必要です。

ナンバーズのゲーム

MaisonMargielaのMetaTABIプロジェクトは、ファッションとWeb3技術の融合を体現する先駆的な試みと言えるでしょう。

MetaTABIの保有者は、先進的なAR体験やゲーミングウェアラブルなどのデジタルコンテンツに加え、イベントへの特別参加権が付与されます。さらに、実際に着用できる実物のTABIブーツやレザーウォレットなどの限定アイテムも入手できます。

デジタルとフィジカルの垣根を越えた体験は、NFTユーザーに新たな付加価値を提供するだけでなく、ファッション業界におけるWeb3の可能性を大きく広げるものと期待されています。一部で人気に陰りが見えるNFT市場に対する一石を投じるような、新風を吹き込むプロジェクトになり得るでしょう。

記事ソース:thefabricant.com

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