ポイント

・3万9000ドル台に失速
・米金利上昇を嫌気した米株の反落が背景
・イーロン・マスク氏のTwitter買収提案にも反応薄
・テクニカル的にも材料的にも分岐点に差し掛かっている

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は反落。3万9000ドル(490万円)台からWボトムを形成し反発したが、4万1000ドル(515万円)台半ばで上値を抑えられると、その後失速、4万ドルを割れている。

米長期金利上昇によるドル高や米金利上昇を受けBTCは週初から値を崩していたが、3万9000ドル台で2度サポートされると、一昨日米金利の低下を好感した米株の反発に連れ高する形で、Wボトムを形成、4万1000ドル台に反発した。

アジア時間は目立った材料がない中、上値が重い展開が続いたが、海外時間に入りEマスク氏がTwitter社の買収を提案、Dogecoinが上昇、BTCも若干連れ高するも、4万1000ドル半ばで上値を抑えられた。

するとウィリアムズNY連銀総裁がBloombergTVとのインタビューで5月の50bp利上げとその後の中立金利への回帰を示唆、輸入物価指数も予想を上回る中、米長期金利が急上昇した。

こうした金利上昇を嫌気し、米株が高寄り後、失速すると、BTCは前日に形成したWボトムのネックラインを割り込み、4万ドル近辺に下落した。

さらにNYタイムスが欧州がロシア産原油の禁輸に向け動き始めていると報じ、原油価格が上昇、戻り気味だった米株が上値を抑えられると、BTCは3万9000ドル台に値を下げた。

足元ではアルトコインの反発やマイクロストラテジー(MicroStrategy)社がBTC追加購入方針を示したこともあり、4万ドル近辺に値を戻している。


【新着・関連記事】
・本日の見通し|底値を固める展開を予想
証拠金取引の建玉管理料0.00%は楽天ウォレットだけ
毎朝、松田構生がマーケットの見通しを発信中!公式YouTube