ポイント

・6万7000ドルから6万5000ドルへ下に行って来い
・6万6000ドル前半のサポート割り、一時ダブルトップ完成
・ETFフローは2日で4億ドルの流出もCME先物との裁定ポジションの解消か
・ダブルトップのネックライン付近でもみ合っており、まだ勝負はついていないか

週末のBTC市場

週末のBTC相場は上値の重い展開。6万7000ドル(約1055万円)台で上値を重くすると、一時6万5000ドル(1025万円)近くに下落、足元では6万7000ドル近くに値を戻すなど、下に行って来いの展開となった。

BTCは、ゲンスラーSEC委員長が夏の終わりまでにETH ETFのローンチに必要なS-1申請を承認するとしたことにより、ブルームバーグのアナリストが指摘し市場も期待していた7月4日以前の承認の可能性が遠のいたとの見方から木曜日から金曜日未明にかけて失速。

しかし米30年債入札が良好でリスクオンの流れの中、マイクロストラテジーがBTC購入のために発行する転換社債を5億ドルから7億ドルに増加、BTCエクスポージャーに対する投資家の意欲が確認されたこともあり、BTCはじりじりと6万7000ドル台を回復した。

この間、日銀政策決定会合で国債買入減額が決まったものの、次回会合以降となったこともあり、円売りの流れでドル円が156円台から158円台に急伸、その後の総裁記者会見で減額の規模は相当なものとなるとの発言で156円台に戻すなど、乱高下する中、円建てのBTC価格も行って来いとなった。

海外時間に入りETFフローの不振もあり6万6000ドル台前半のサポートを割り込むと、先物市場での損切りを巻き込みながら6万5000ドル近辺に失速、ダブルトップが完成した。

しかしブルームバーグのアナリストがETH ETFのローンチが7月2日辺りになるとしたことやトランプ候補がバイデン政権の暗号資産に対する戦争を終わらせるとしたこともあり、BTCはじりじりと値を戻した。

さらに週末、SECがリップル社に対して証券取引と認定された機関投資家向け販売に関する和解金を20億ドルから103百万ドルに引き下げたことを好感しXRPが上昇、BTCも6万7000ドル手前まで値を戻している。


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