イーサリアム共同創設者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は、自身のブログで予測市場プラットフォーム「Polymarket」について、単なる賭けの場ではなく、情報収集の有効なツールとして機能できる可能性があると述べました。

ヴィタリック氏は、これを「インフォ・ファイナンス(info finance)」と呼び、このアプローチはAIや分散型ガバナンスの課題解決にも役立つとしています。

「インフォ・ファイナンス」とは

ヴィタリック氏は、インフォ・ファイナンスを「(i) 知りたい事実から始め、(ii) その情報を市場参加者から最適に引き出すために市場を意図的にデザインする分野」と説明しています。

例えば、今回の米国選挙でPolymarketは、トランプ氏が勝利する確率を60対40と正確に予測し、さらに全政府機関の支配確率を90%以上と示しました。一部のニュースがカマラ・ハリス副大統領の望みを報じていた中でも、Polymarketの予測は現実的な情報源となりました。

ヴィタリック氏はPolymarketのチャートを「情報収集のワークフロー」の一部として活用しており、効率的に情報を得るのに役立っていると述べています。また、今後10年でAIが予測市場に参加し、インフォ・ファイナンスをさらに加速させる可能性が高いと予想しています。

インフォ・ファイナンスは、AI以外にも分散型自律組織(DAO)への応用も可能とされており、更なる可能性に注目が集まっています。

情報ソース:Buterin Blog

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