米国の連邦捜査局(FBI)が、分散型予測プラットフォームPolymarketのCEOであるシェイン・コプラン氏に対して捜索令状を執行し、彼の携帯電話や電子機器を押収したことが報じられました。
コプラン氏は現地時間の11月13日午前6時、FBI捜査官によりベッドから起こされ、電子機器の提出を求められたといいます。逮捕や拘束には至っていません。
Polymarketの役割と捜査の背景
Polymarketは、仮想通貨を使用して予測市場を形成するプラットフォームであり、特に政治イベントなどに関する賭けが人気です。例えば、米大統領選挙期間中、トランプ氏とハリス副大統領の勝敗を予測する賭けが注目を集め、世論調査と異なる予測を示していたものの、最終的には投票結果に近い予測となったことで注目されました。この点から、Polymarketは従来の世論調査よりも正確な政治結果の予測ツールとしてアピールされています。
しかし、一部の反対者は、このような予測市場がトランプ氏に対する世論を歪める可能性があると主張しており、司法省も米国内ユーザーがこのプラットフォームで取引を行っていた疑いで調査を進めています。
コプラン氏の声明と懸念
It’s discouraging that the current administration would seek a last-ditch effort to go after companies they deem to be associated with political opponents. We are deeply committed to being non-partisan, and today is no different, but the incumbents should do some self-reflecting…
— Shayne Coplan 🦅 (@shayne_coplan) November 13, 2024
コプラン氏は、自身のX(旧Twitter)にて、「現政権が、政治的反対派と関連があると見なした企業を追及する最後の手段に出ていることには失望している」と述べ、Polymarketが超党派的な立場を保つことにコミットしていると強調しました。
さらに、同氏は「より企業寄りの、起業家寄りのアプローチを取ることが今回の選挙で彼らの運命を変えることにつながったかもしれないと認識すべき」と批判を展開しました。
情報ソース:New York Post
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