ポイント

・6万6000ドル割れから7万ドル台に切り返す
・金曜日の米株が反発、中東情勢悪化による株安
・リスクオフの流れを断ち切る・ジェネシスのGBTC売りは完了した模様、ETFフローも2日連続の2億ドル超
・半減期後も堅調なBCHを受け、BTCも半減期に向けた上昇再開か

週末のBTC市場

週末のBTC相場は底堅い展開。金曜日早朝に6万9000ドル(約1040万円)に上昇するも、一時6万6000ドル(約995万円)台に失速。海外時間に切り返すと、7万ドル(約1055万円)台に上値を伸ばしている。

BTCは、先週初のETFフローがマイナスで始まったこともあり7万1000ドル(約1070万円)台から6万4000ドル(約965万円)台に失速したが、火曜日以降フローがプラス転するなか、値を戻し、更にBCHが4日朝の半減期後に上昇するとBTCにも買い安心感が広がった。

そうした中、金曜日未明に中東情勢が悪化、原油価格が急騰すると、質への逃避から米長期金利が低下したことを受け、BTCは6万9000ドル台に上昇した。しかし、UAEがイスラエルと断交するとの情報が出回り、原油価格が急騰し米株が失速する中、BTCはリスクオフ気味に値を下げていった。

その後、アジア株・欧州株とも大きく値を下げる中、BTCも6万6000ドル‘台まで値を下げ、更に米非農業部門雇用者数が30.3万人と予想の21.4万人を大きく上回ったことを受け、一時6万6000ドルを割り込んだ。

しかし、発表が遅れていた木曜日のETFフローがプラス213百万ドルとまずまずな水準となり、またブラックロックのIBITのマーケットメーカーにGS、CITI、UBS、シタデルといった錚々としたメンバーが加わったことも好感されBTCは切り返した。さらに、堅調な雇用を背景に米株が反発すると、BTCは6万8000ドル台半ばに反発した。

土曜日にはジェネシスがGBTC36万株の売却を完了。その資金で3万2000BTC購入したと伝わり、また金曜日のETFフローが203百万ドルと2日連続での2億ドル台となったことが、買い安心感となり、BTCはじりじりと上昇。

日曜日にはドージコイン(DOGE)などアルトコインの上昇もありBTCも上げ足を速めると、今朝方は一時7万ドル台に上昇、足元では6万9000ドル台半ばで取引されている。


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