仮想通貨市場

仮想通貨市場時価総額は先週、8/22に2228億ドルの週高値を付けると反落し、翌23日には2029億ドルの週安値を記録しました(第1図)。

23日以降は緩やかな回復基調となり、先週は2000億ドル水準をなんとか死守した格好となり、相場は足元2244億ドルで推移しております。

こうした中、時価総額第1位のビットコイン(BTC)は依然50%以上のドミナンスを維持しており、26日には53.7%のドミナンスを記録しました(第2図)。

一方のイーサリアム(ETH)とリップル(XRP)は、1ヶ月前(7/29)と比較してドミナンスを徐々に下げております。

 

【第1図:仮想通貨市場時価総額チャート(8/20〜8/28)】

 

【第2図:BTC・ETH・XRPドミナンスチャート(2017年1/1〜2018年8/28)】

ビットコイン(BTC)

ビットコインの対ドル相場は、8/23まで終値が横ばいの値動きをしておりましたが、8/24より上昇基調となり、足元6901ドルで推移しております。

この間に、8/8高音(6881ドル)の上抜けと(第3図)、一目均衡表の転換線(6684ドル)と基準線(6728ドル)の上抜けに成功しました(第4図)。

この先は、心理的節目となる7000ドルと、一目均衡表先行スパン2(7135ドル)付近が上値目途としてあります。

 

【第3図:BTC対ドルチャート】

 

 

【第4図:BTC対ドルチャート(一目均衡表)】

イーサリアム(ETH)

イーサリアムの対ドル相場は28日、一目均衡表の転換線(281ドル)を上抜けし、足元286ドルで推移しております(第5図)。

この先は、テクニカル的な下値目途に乏しく、心理的節目となる300ドルや、8/13高音(323ドル)などが上値目途となるでしょう(第6図)。

これらの水準を更に上抜けすれば、一目均衡表基準線(334ドル)や8/10高音(369ドル)が上値目途として視野に入ります。

 

【第5図:ETH対ドルチャート(一目均衡表)】

 

 

【第6図:ETH対ドルチャート】

 

 

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ビットコインなどの仮想通貨をまとめたメディア『FinAlt』が提供