ビットコイン(BTC)価格のボラティリティ(変動幅)が下がっている理由について、仮想通貨のトレードやコンサルを手がけるエレメント・デジタル・アセット・マネジメント社は「ビットコインがつまらなくなっている」というレポートを発表した。リップルやビットコインキャッシュなどアルトコインと比較してビットコイン(BTC)のボラティリティが低いことに対して悲観的な見方だ。

Buy Bitcoin Worldwideによると、ビットコインの30日間ボラティリティ・インデックスは2日時点で2.53%で、今年5月15日以来の低水準となっている。

(引用元:Buy Bitcoin Worldwide 「ビットコイン・ボラティリティ・インデックス」

エレメントは、「ビットコインが価値の保存手段として徐々に普及している」論や「需給の関係が自然になってビットコインの適正価格の発見がより効率的になっている」論を指摘した上で、「我々はもうちょっと懐疑的になっている」と主張。次のように続けた。

「ただ単純に市場が燃料切れになっているだけだと考える。ほとんど退屈な状態だ。みんな静観してだれかが最初に動くのを待っているようだ。もしかしたら恐ろしく長いチキンレースなのかもしれない」

エレメントは、SECによるCboeが申請しているビットコインETF(上場投資信託)の可否判断待ちの状態が続いていることも指摘した。

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