イーサリアムクラシック(ETC)の対ドル相場は先週、4.161ドルから4.7ドルの狭いレンジで推移し方向感に欠ける相場となりました。

移動平均線&RSI

13日と21日移動平均線は19日、それぞれ55日と34日移動平均線を割り込みデッドクロスを示現しました(第1図)。

相場は10日に4本の移動平均線を全て割り込み、それ以降は55日移動平均線および13日移動平均線に上値を抑えられる展開となっています。

【第1図:ETC対ドルチャート(13213455日移動平均線&RSI)】

出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

一目均衡表

一目均衡表では、13日に均衡表が逆転し、14日には遅行線も逆転しました(第2図)。

相場は、18日まで雲(抵抗帯)下限周辺を推移していました。

19日の相場は陽線を付けたものの、雲下限が引き上げとなったことで同水準を割り込みました。

この先もしばらく幅の厚い雲があり、2月5日の捻れ周辺までは上値の重い展開も予想されます。

【第2図:ETC対ドルチャート(一目均衡表)】

出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

ボリンジャーバンド

9日から14日にかけて若干拡散したボリンジャーバンドは、14日以降一定の幅を維持しながら下方に向かっています(第3図)。

相場は10日から16日の間、ロワーバンド-1σと-2σ間で推移しましたが、17日からはロワーバンド-1σ周辺で推移しています。

【第3図:ETC対ドルチャート〈ボリンジャーバンド(20、±1σ、±2σ)〉】

出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

出来高&トレンドライン

出来高は足もと、それほど顕著な増減のないまま推移しており、短期的な売り買いの優位性を判断することが困難な局面となっています(第4図)。

相場は16日に、6日高値(5.75ドル)と10日高値(5.16ドル)を結んだ下降トレンドラインの上抜けに成功していますが、ブレイクアウトに出来高の増加が伴っておらず、トレンド転換のサインとしては確度が低いことが指摘されます。

【第4図:ETC対ドルチャート(出来高&トレンドライン)】

出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

チャートポイント一覧

足もと、主な下値目途は15日安値(4.161ドル)、心理的節目となる4ドル、ボリンジャーロワーバンド-2σ(3.8411ドル)の3つとなり、下値が堅くなりつつあります。

この先は、短期的な相場の反発も予想される一方、テクニカル的な好材料も乏しいため、19日高値(4.7ドル)や12日高値(4.842ドル)がレジスタンスとして機能することが予想されます。

足もとのチャートポイントは以下の通りになります。

【第1表:チャートポイント一覧(ドル)】

出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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