NEM.io財団が先月31日、プロモーションを中心とした組織からプロダクトを中心とした組織への組織再編を発表した。
この件をめぐって「倒産危機」という報道があったことに対して、財団の代表はツイッターで反論している。
組織再編
発表によると、月次900万XEMに相当するバーンレート(資本燃焼率)があった以前の組織体系を変更し、新しい組織ではその半分未満の出費に抑える計画。
財団の新組織は各地域代表体制をなくし、プロダクトに特化した組織に変更するという。
2018年の弱気相場の中、仮想通貨ネム(XEM)はピーク時と比べて大幅に下落。
NEM.io財団は、XEM価格が高かった時は非効率的な組織は問題にならなかったものの、「『仮想通貨冬の時代』においては大きな問題になる」という認識を示した。
「倒産危機」報道に反論
NEM.io財団の代表アレックス・ティンズマン氏は、一部メディアで「倒産危機」と報道されたことに対して反論。
「クリックベイト(ユーザーの興味を引いてクリックさせる手法)」だと批判した。
ティンズマン氏によると、財団は「破産」ではなく、「重要な(そして期限をとっくに迎えている)組織再編」だと主張。
再編に向けた提案についてはすぐにシェアをすると呼びかけた。
「倒産危機」についてはコインデスクが31日に報道。
現在のタイトルからは、「倒産」の文字は消えており、「財団の財務状況をより正確に描写するために記事を更新した」という説明がなされている。
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