8月1日のソフトフォークに向けて騒がれているなか、目先は本日ニューヨークにて開催される「BLOCKCHAINS+DIGITAL CURRENCIES」を先取りするかたちでビットコインを始め、イーサリアム、リスクなどが買われたかっこうとなっています。

セオリーであれば、イベント通貨で明日からビットコインが売られるのですが、既にそのサイクルは終了したように思えます。

今後の下落目途を考えながら、売買戦略を立ててみましょう。

 

ひとつ重要視したいのは、5月末のビットコイン大暴落です。

この際に、価格は34万円から22万円まで約30%下落しました。これまでもビットコインは度々下落していますが、やはり3割程度の下落で留まっています。

4月以降、新たなビットコイン投資家が参入しひと相場形成しポジション調整が終えたと考えられることから、次の暴落がきても3割りの下落は考えにくいのではないでしょうか。(もちろん、ハードフォークなどになると話は異なります。)

では、チャートで下値目途を確認してみましょう。

BTC/JPY4時間チャート

目先は、高値を更新した後に急落。

大陰線が出現したものの、75日移動平均線で支えられ、三角持ち合いを形成しております。

ちなみに、筆者はビットコイン円の1時間~日足チャートに関しては、25日と75日移動平均線が使いやすいと感じております。

さて、ここからはどうなるでしょうか。

6月12日に上抜け失敗のチャート形状です。そして、今夜ブロックチェーンのイベントが開催されます。イーサリアムやリスクなどは何か材料が出れば大きく動くと思われますが、ビットコインに関しては大きなニュースが出る可能性は低いでしょう。

そうなると、三角持ち合いを形成後に、下落することが考えられます。

約4万円の下落した後から、半値戻し。その後に、同じ程度の値幅を下げることがパターンはセオリーです。

そのことから、筆者としては昼間の戻り高値である31万円から27万円台の下落を予想します。

 

特に、昨晩の下落の印象が多くの投資家に残っていることから、29万円を下抜けた後の下落スピードは速いものになるのではないでしょうか。

27万円台は、先日の急落後に暫く推移した価格であり、高値から2割の下落位置です。

この辺りでは、一度止まりやすく買いも入りやすいと予想します。