ここ1週間のビットコインは105万円~110万円のレンジ相場を形成。

分散型金融(DeFi)ブームが少し落ち着きをみせるなか、ビットコインも底を打ちつつあります。

なお、騒動を巻き起こした寿司Swapの後には刺身Swapなるトークンまで登場したようで、UniSwapに絡むトークン劇はもう少し続きそうです。

さて、130万円から105万円まで大きく動きましたので、久しぶりに出来高動向から分析していきます。 

トレーディングビューの出来高プロファイルを利用し、価格情報はビットフライヤーとなっています。

▼ビットコイン4時間足チャート

参考:TradingViewの出来高プロファイルの使い方や設定方法を図解

出来高取得期間:8月16日~9月11日

出来高が一番多くなっている価格帯は、急落後のレンジ相場である105万円~110万円付近です。その上は、120万円まで真空地帯があるという状況です。

やはり直近のレンジを突破すると、大きく動き出しそうですね。

▼出来高プロファイルの見方

※価格帯の一つが全体の出来高、色分けされている左側(黄色)が新規売り、右側(青色)が新規買いの比率。表示されている期間の7割の出来高が濃い色

TAOTAOのトレードブロッターをチェック

TAOTAOユーザーのポジション動向が分かる情報ツールである「トレードブロッター」を見てみましょう。

出所:trade-blotter.taotao-ex.com

銘柄はビットコイン(BTC/JPY)のレバレッジ取引。

左側が、TAOTAOユーザーの未決済ポジション。右側が指値情報となっています。

未決済ポジションを見ると、110万円以上の買いポジションが300BTC近く残っており、買いでつかまっているトレーダーが多いようです。これは相場が下落した時の投げ売り誘発要因であり、上昇した際にはやれやれの売りによる下落要因となります。しばらくの間、上値は重そうですね。

売り指値は115万円付近にあることから、仮に110万円を突破した場合は、そのあたりまでの上昇余地はありそうです。


明るい材料としては、仮想通貨市場全体の過去24時間の売買代金は23兆円に急増。ビットコインは6兆円もあり、前日比の2倍程度に膨らんでいます。グレイスケールなどの機関投資家の資金が入った可能性もあり、週末の動向は気になるところですね。