当サイトのコラムニストであるひろぴー氏と、投資支援プラットフォームを提供するクリプタクト協力の2020年末仮想通貨特集。

第2回の今回は、なぜビットコインがここまで上昇したのか?

既存の金融商品とビットコインの値動き相関性や大企業がビットコインを購入した話題に関して語ります。

みんなの仮想通貨ではめずらしく、クリプタクトさんの協力を得て動画撮影を行いました。動画と記事、4本ずつの特集企画となっています。

第1回:激動の2020年!仮想通貨市場に何があった?クリプタクト×ひろぴーが語る

動画はクリプタクトさんのYouTubeチャンネルに掲載していますので、是非ご覧ください。チャンネル登録も忘れずに!

【part2】米国株よりも遥かに強いビットコイン!大企業が450億円規模の購入

出演者

アズムデ・アミン|クリプタクト代表取締役

  • ゴールドマン・サックスサックスで約14年間勤務
  • 最大2000億円のポートフォリオを運用
  • 大学時代に縄文土器から日本と出会う

ひろぴー|CXRエンジニアリング代表取締役

  • FX&仮想通貨投資家
  • 金融取引ソリューション企業を運営
  • メディアやFX会社への相場分析寄稿多数

本廣 麻子|クリプタクトビジネスマネージャー

  • 東証一部上場企業で広報、IR、社長秘書などを兼任
  • クリプタクトではコーポレートサイドやプロジェクトなど、幅広い業務を担当

撮影:水上 由美子(クリプタクトマーケティング統括)

左から、アズムデ・アミン氏、ひろぴー氏、本廣麻子氏

コロナ渦でのビットコインの値動き

ーーアズムデ・アミン氏(以下、アミン氏)

3月の株式と仮想通貨が暴落のタイミングで、株式とビットコインが同じように連動したことが少し残念でした。

これに関して、どう思いますか?

ーーひろぴー氏

リーマン・ショック時には、ゴールドですら売られました。そういった危機的相場ではフィアットが最強です。

ビットコインが未来の基軸通貨だと思っている人もいると思いますが、今の時価総額からすると、法定通貨の足元にもおよんでいないと思います。

ただし、大底から反転した後の上昇率は100%を超えるなどダントツであったことから、ビットコインのポテンシャルの高さが際立ったといえます。

ーーアミン氏

ビットコインの規模感は2017年よりも流動性が増しています。そうなってきた時に、下がっていないモノを売るという行動をとることで、相関性が上がる傾向にあります。事実、仮想通貨(暗号資産)は株式よりも数時間遅れて下落しました。これは、実際に仮想通貨を保有している証拠といえます。

仮想通貨が次のリザーブ通貨になると信じている人は、まだまだ少数です。そのため、パニック相場が到来した時に、ビットコインを買おうとする人よりも売る人の方が多いというのが現状ではないでしょうか。

ーーひろぴー氏

今年は、2月から7月まで米国株に連動していました。

◆ビットコインとダウ平均の比較チャート

しかし、8月あたりから徐々に相関性が低くなり、上昇トレンドが本格的になってから一気に薄れたという状況です。

米国主導の上昇相場

ーーひろぴー氏

今回の上昇相場は、米国が主導だと考えています。

もちろん、仮想通貨に懐疑的な金融関係の人はまだまだ多いと思います。しかし、マイクロストラテジー社やスクエア社、ツイッター創業者のジャック・ドーシー氏などがビットコインの購入に動くなど、これまでにはない動きが見られました。

かつてジョージ・ソロスの右腕として活躍していた著名投資家のスタンリー・ドラッケンミラー氏などは、ゴールドよりもビットコインを保有していると公言しています。

これらの話題から、いよいよ本丸が動き始めたなと感じています。やはり、米国が動かないと金融市場はしっかりとした値動きにならないのではないでしょうか。

▼マイクロストラテジー社のビットコイン購入履歴

8月11日:2億5000万ドル(約263億円)
9月15日:1億7500万ドル(約184億円)
合計:4億2500万ドル(約447億円) 

10月8日:スクエア社が53億円相当のビットコインの購入を発表

10月27日:ペイパルが仮想通貨関連サービスを開始

こういった動きが出そろったのが10月で、その時のビットコインはまだ120万円程度。ここからようやく"始まったな"という印象です。

そのため、個人的投資戦略としてはレバレッジを掛けてバイ&ホールドでした。


第3弾へ続く。

次回は、超重要な今後の相場展望について。まだまだビットコインは上がるのか?それとも天井打ちとなるのか?既に決まっているひろぴー氏の売買戦略について語ってもらいます。

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