2020年11月末、ビットコインは200万円に到達し年初からの上昇率は150%を記録しました。
この値動きを見て、2017年末の再来という声も聞こえてきており、このまま上昇するのか、それとも下落してしまうのかここからの展開に注目が集まっています。
今回は2020年末仮想通貨特集としまして、当サイトのコラムニストであるひろぴー氏と、投資支援プラットフォームを提供するクリプタクトの代表取締役、アズムデ・アミン氏、MCに同社ビジネスマネージャーである本廣麻子氏を迎え、2020年の仮想通貨相場で何がったのか、また今後の相場はどうなるのか。そして、より多くの利益を残すための対策や節税に関して語ってもらいました。
出演者
アズムデ・アミン|クリプタクト代表取締役
- ゴールドマン・サックスサックスで約14年間勤務
- 最大2000億円のポートフォリオを運用
- 大学時代に縄文土器から日本と出会う
ひろぴー|CXRエンジニアリング代表取締役
- FX&仮想通貨投資家
- 金融取引ソリューション企業を運営
- メディアやFX会社への相場分析寄稿多数
本廣 麻子|クリプタクトビジネスマネージャー
- 東証一部上場企業で広報、IR、社長秘書などを兼任
- クリプタクトではコーポレートサイドやプロジェクトなど、幅広い業務を担当
撮影:水上 由美子(クリプタクトマーケティング統括)
左から、アズムデ・アミン氏、ひろぴー氏、本廣麻子氏
みんなの仮想通貨ではめずらしく、クリプタクトさんの協力を得て動画撮影を行いました。
動画と記事、4本ずつの特集企画となっています。
動画はクリプタクトさんのYouTubeチャンネルに掲載していますので、是非ご覧ください。チャンネル登録も忘れずに!
【part1】ひろぴーさん、ビットコインはなぜ急騰した?激動の2020年!仮想通貨市場に何があった?
2020年の仮想通貨相場の振り返り
ーーひろぴー氏
一言で言うと激動の1年でした。
印象に残っているのは、3月の急落です。ちょうどハワイから帰る途中で、ホノルルを発つ前はビットコインは85万円でした。そこから9時間、映画を見たりしてゆっくり過ごした後に日本に降りたら40万円台!成田空港でスマホを落としましたね。
その時は痛かったですが、9月以降の上昇相場には乗ることができたので大きくプラスで終えることができそうです。
◆ビットコイン日足チャート
ーーアズムデ・アミン氏(以下、アミン氏)
全く同感で、驚きの1年でした。
3月は夜中に相場を見ると、毎日何かが10%下落している状況でしたが、ここまで回復は衝撃です。
ーーひろぴー氏
2017年に匹敵する勢いを感じます。当時は、レポートや撮影をして、アップされることにはなん十万円も上昇してしまっている。
12月はそんな相場になってもおかしくない、面白い相場になるのではないでしょうか。
分散型金融(DeFi)に関して
ーー本廣 麻子氏(以下、本廣氏)
5月から、コンパウンドをはじめとして大きく盛り上がった分散型金融。2020年を代表する仮想通貨のテーマのひとつとも言えますが、おふたりの見解はどうでしょうか?
ーーひろぴー氏
DeFi関連の仮想通貨は売買していなかったのですが、イーサリアム(ETH)は保有していました。仮想通貨業界は、2年おきくらいに大きなブームがあって、イーサリアム誕生時のPoS、次いでDposというコンセンサスアルゴリズムが注目されました。そして、2018年にDapps(分散型アプリケーション)が来てDeFiという流れがありました。
これらのなか、結局イーサリアムを保有していれば安定したパフォーマンスをあげられるという経験則があったため、夏から保有していました。
DeFiに預け入れられている仮想通貨は14.63(1兆5000億円)を超える
出所:defipulse
世界的金融緩和と仮想通貨
ーー本廣 麻子氏(以下、本廣氏)
相場が乱高下をするなか、DeFiよりも株式市場や新型コロナウイルスや大統領などの動きをウォッチしていたということでしょうか?
ーーひろぴー氏
その通りです。
コロナの影響で、世界的金融緩和が行われており、今年だけで10兆ドル程度は緩和されています。そうなると、法定通貨の価値が下がり、モノの値段や株式、コモディティは上がるに決まっています。
ビットコインの上昇も必然的に起きたと考えており、大規模な金融緩和が始まった3月以降買って当然だったかなと思います。
ーーアミン氏
DeFiに関しては、複雑なものを創り上げている影響で技術的・経済的な根拠があるものとないものがあり、2017年のICOブームに近いものを感じます。
ーーひろぴー氏
ERC20で誰でも直ぐにつくることができましたね。
ホワイトペーパーを作成して、ERC20をつくってイーサスキャンに載せれば完了。しかも、多くの投資家は儲かっているから、たくさんの資金が集まってしまう。
これでは規制がかかりますよね。
ーーアミン氏
まさにその状況をみて、ジョークコインという名前のトークンをつくったり、写真素材から存在しない人を掲載したプロジェクトもありました。それでも数百万から数千万円も集まる世の中でした。
Part2へ続く。
次回は、2020年後半の上昇相場で仮想通貨市場に起きた重要ニュースについて語ります。
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