ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新しており、依然として盛り上がりが続いています。

2018年のように半値ほどに急落することもなく、健全な調整相場を形成しながら推移しています。

そんな仮想通貨(暗号資産)にまつわる、さまざまな数字についてお伝えしたいと思います。

仮想通貨市場の時価総額

200兆円

2020年3月14日に仮想通貨市場の時価総額は200兆円を突破しました!時価総額が100兆円を突破したのは、2020年1月7日でしたので、そこからわずか2カ月程度で2倍になったことになります。

そのうち、ビットコインが6割程度を占めており、その時価総額は一時120兆円を突破しました。

◆仮想通貨市場の時価総額の推移
出所:CMC

なお、時価総額ランキングの上位は大きく入れ替わっています。

【時価総額順位を上げた仮想通貨】

3位:バイナンスコイン(約4兆3000億円)
5位:カルダノ(約3兆9000億円)
6位:ポルカドット(約3兆5000億円)
8位:ユニスワップ(約1兆7000億円)

特に、2020年に誕生したばかりのポルカドットやユニスワップが10位以内にランクインしているところは注目に値します。

2020年の上昇率

385%

2020年に仮想通貨市場の時価総額は、20兆円から75兆円にまで増加しました。とてつもない上昇率に思えますが、2019年2月から同年6月にかけても同じ上昇率でした。

なお、2021年は3月24日までの上昇率が既に243%となっています。

Facebook < Bitcoin < Google

時価総額8位

主要な金融商品の時価総額をまとめたサイト(8marketcap)によると、ビットコインの時価総額は8番手にランクイン。テンセントやフェイスブックの時価総額を抜き、アルファベットの後に着けています。

出所:8marketcap

仮想通貨の数

8936

世界最大の仮想通貨サイト、コインマーケットキャップに登録されている仮想通貨の数は、3月24日時点で8936にも上ります。2020年5月に5000程度だったことを考えると、この10カ月程度でいかに増加したかが分かります。

DeFi(分散型金融)ブームをきっかけに、SUSHIやPancakeといったブロックチェーンのコピーが大量に誕生したことも、ひとつの要因ではないでしょうか。

しかし、そんなSUSHIがいまだに時価総額ランキング44位に位置しており、約2300億円もの価値があることは驚きといえます。

売買代金

15兆円

仮想通貨市場の1日の売買代金は、およそ15兆円前後となっており、多い日には20兆円を超える日もあります。2019年には、急騰相場の後にすぐ7兆円規模にまで低迷する日もありましたが、2021年に入っては10兆円を下回る日は記憶にありません。

売買代金の上位は、ここ数年間不動のテザー(USDT)。次いでビットコイン、イーサリアムとなっています。

分散型金融の経済規模

4000億円

2020年5月あたりから、コンパウンドのレンディングをきっかけとして、DeFiブームが始まりました。

分散型金融に預け入れられている規模は4000億円にも上っており、2021年に入ってから2倍以上に増加しました。

出所:defipulse

パンケーキスワップ(CAKE)がバイナンスで取り扱いとなり、ステーキング報酬が年率100%となっていることも影響してそうです。

【人気のDeFi】

メイカー、コンパウンド、Aave、スシスワップ、ユニスワップ


いかがでしたでしょうか。

2018年からは比較にないほどの規模に成長した仮想通貨市場。直近では、ツイッター創業者のジャック・ドーシー氏の最初のツイートが約3億1700万円で落札されたことが話題となり、NFTが脚光を浴びています。

ICOにIEO、そしてSTOときてDeFi、NFTと次々と新しいテーマが誕生し、そのたびに大きなブームとなっている仮想通貨。

今年の年末には、全く違った景色となっているかもしれませんね。