ポイント

・2万9000ドルに下落後、じりじりと値を戻す展開
・OPECプラスの増産合意・ブレイナード氏9月利上げ見送りは困難
・アーサー・ヘイズ元BitMEX CEO、先月の2万5000ドルが大底だった可能性
・サイクル的にはそろそろ大底を迎えても不思議はない

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は下落後、小反発。水曜日の海外時間に3万2000ドル(約415万円)再トライに失敗すると、2万9000ドル(約375万円)半ばまで急落。その後は底堅さを見せ、3万ドル(約390万円)台に戻している。

水曜日に発表されたISM製造業景況感指数が予想を上回ったが、金融引き締め強化につながるとの見方から高寄りしていた米株が下落、Solanaのネットワーク停止などもあり、BTCはロングの清算を巻き込みながら2万9000ドル台に下落した。

Solanaのネットワーク再開もありBTCは下げ止まると、BTCの価格予想に定評があるアーサー・ヘイズ元BitMEX CEOが5月に付けた2万5000ドルが大底だった可能性を指摘、アジア株の反発もありBTCはじりじりと値を上げ始めた。

注目のOPECプラスではWSJが報じたようなロシア排除の動きはなかったものの株式市場などが望んでいた7月増産を全会一致で決定した一方で、ブレイナードFRB副議長が市場に出回り始めた9月利上げ見送りは非常に難しいとの見方を示すなど、硬軟材料が交錯する中、安寄りした米株がその後反発すると、BTCも3万ドル台にしっかり乗せてきている。


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