ポイント

・2万ドル割れからリバウンド、ETHの1000ドル割れからリバウンド
・4年サイクル的に大底かどうか微妙なところ
・材料的にもまだ大底とは言い切れない
・22日のFRB議長証言と3四半期末のオプション・先物期日が注目

週末のBTC相場

週末のBTC相場は下に行ってこいの展開。2万ドル(約270万円)でサポートされていたが、土曜日に割り込むと、1万7000ドル(約230万円)台まで下落。しかし日曜日から今朝にかけて反発、2万ドル台に値を戻している。

レンディングプラットフォーム・セルシウスの出金停止に続きシンガポールのヘッジファンドThree Arrows Capitalの経営危機が伝わるなど、テラ問題の余波が続く中、金曜日にはレンディング大手のBabel Financeが出金を停止した。

またFRBの75bp利上げにスイス中銀、英中銀と利上げが続いたことによる「質への逃避」的な動きは一服したものの、注目のパウエル議長のスピーチでは2%インフレを達成する決意が示されただけで目新しいものは見られなかった。

先週半ばから3度2万ドルサポートされていたBTC相場だが、これといって反発材料がない中、徐々に戻り水準を切り下げ、土曜日の午後についに三角持ち合いを下にブレーク、2万ドルを割り込んだ。

続いてETHが1000ドルを割り込むと、FRBのウォーラー理事が7月の75bp利上げを支持するとしたこともあり、1万7000ドル台半ばまで値を下げた。

しかし、今週末に大規模な期日を迎える2万ドルのオプションストライクの影響もあってか反発したが、2万ドル手前で上値を抑えられた。

BTCは再び1万7000ドル台に値を下げたが、週末に集団訴訟を受けたEマスク氏が原因となったドージコインを引き続きサポートするとツイートすると、同コインが急騰、ETHが1000ドル台を回復したが、BTCは2万ドル手前で再び上値を抑えられた。

しかし、今朝方、CME先物開始に向けて窓埋め方向に上昇、ヘッドアンドショルダーを形成して2万ドルを突破、CME先物は窓を開けることなく開始している。


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