ポイント

・2万ドルを挟んでのもみ合い
・ユーロ圏CPIが史上最高を記録、メスター総裁のタカ派発言もあり米株は4日続落
・BTCは株安への反応が薄くなる
・FRBは景気よりインフレに重点を置いており、市場はISMより雇用統計に反応しそう

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は引き続き2万ドルを挟んでのもみ合い。未明に1万9000ドル(約265万円)台半ばで下げ止まると2万ドル(約275万円)台に値を戻すも上値を抑えられ、2万ドル近辺での取引が続いている。

BTCは、一昨日から昨日未明にかけて米株市場の不振やNY連銀総裁のタカ派発言から1万9000ドル台半ばまで値を下げたが、米金利上昇が一服するとBTCは2万ドル台に値を戻していった。

しかし例によって2万ドル台半ばで上値を抑えられると、ユーロ圏CPIが前月の8.9%から9.1%に上昇、8日のECB理事会での75bp利上げ観測が浮上。

またメスター・クリーブランド連銀総裁がFF金利を来年の早い時期に4%以上に引き上げ、その後年末まで利下げをしないとの見通しを示した。すると、米株市場は4日続落となり、BTCは再び2万ドルを割り込んだ。

マイクロストラテジー社(Microstrategy)のマイケル・セイラーCEOがワシントンDC当局から脱税で起訴されたことも若干ネガティブに働いたか。

しかし2万ドル割れでは底堅さを見せ、2万ドル近辺での取引が続いている。


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