ポイント

・2万1000ドル割れ
・FTT売却を巡りBinanceのCZ氏とFTXのSBF氏が対立、相場の重石に
・WSJは規制強化で当局に協力するSBF氏へのCZ氏の苛立ちが背景と報じる
・本日の中間選挙の影響は未知数だが、CPIを控えBTCへの影響は限定的か

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は上値の重い展開。2万1000ドル(約310万円)を割り込むとじりじりと値を下げ、2万ドル台半ばにある一目均衡表の雲の上限でなんとかサポートされている。

金曜日にレジスタンスだった一目均衡表の雲の上限を上抜けると21,000ドル台乗せに成功したが、リスクオンの一因だった中国のゼロコロナ見直しを同国当局が否定したこともあり上値が重くなった。

週明けのCME先物開始に際しても上記を嫌気した米株先物の下落を受け、BTC価格は軟調に推移した。

また、BinanceのCEO、CZ氏が同社が保有するFTXのトークン(FTT)を売却する方針を発表、先週CoindeskがFTXの兄弟会社アラメダリサーチの資産の多くがFTXのトークン(FTT)だと報じたことを受けての措置ではないかとの思惑を呼びFTT価格は急落した。

これを受け、FTXのサム・バンクマン・フリードCEO(SBF)は同社の財務状況は健全だとし、「競合他社がデマで私たちを追い込もうとしている。」と批判した。

WSJは当局は否定したが、中国は慎重にゼロコロナ見直しを検討していると報じ、米株は続伸したが、こうした業界内の不協和音も影響してかBTCはついていけなかった。

今朝方はそのアラメダ社が大量に保有しているソラナ(SOL)を売却するとの思惑でSOL価格が下落、アルトコインが全般的に値を崩す中、BTCも下落、それまでレジスタンスだった一目均衡表の雲の上限になんとかサポートされている。


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