ポイント

・2万3000ドル台後半に反発
・FOMC直後に下げるも、議長会見で切り返す
・議長はあと2回利上げを議論とするも、市場は1回利上げで打ち止めシナリオを捨てず
・本日はECB理事会だが、明後日の米雇用統計に注目か

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は上昇。FOMC直後に2万3000ドル(約300万円)を割り込んだが、FRB議長会見が開始すると切り返し、2万3000ドル台後半に値を伸ばしている。

BTCは、週明けに2万4000ドル(約310万円)手前で跳ね返されると、FOMCを前に様子見姿勢から2万3000ドルを挟んでのもみ合い推移が続いた。

ISM製造業景況感指数は47.4と予想48.0を下回ったことで米株が下げたことを受け、BTCも若干値を下げたがFOMCを控え反応は限定的だった。

注目のFOMCでは事前予想通り25bp利上げとなったが、声明文で「インフレ率が(中略)高止まりしている」とされたことを嫌気してか、2万2000ドル台半ばに値を下げた。

続いてパウエル議長の記者会見が始まると、議長の冒頭のコメントが終わると警戒したほどのタカ派なメッセージが無かったと受け止めたせいか米株が上昇、ドル売り、米長期金利が低下する中、BTCは切り返した。

上院民主党の重鎮エリザベス・ウォーレン議員がツイッターで議長に利上げ停止を求めたこともやや影響したか。

その後の質疑応答で議長が利上げを止めないのかとのWSJの記者の質問に対しあと2回程度(a couple)の利上げを議論していると回答、米長期金利の低下やドル売りが一旦止まったが、米株とBTCの上昇は続いた。

引けにかけ米株が反落してもBTCの上昇は続いたが、2万4000ドル手前で一服している。


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