ポイント

・2万7000ドルを挟んでのもみ合い
・Binance提訴を巡り、様々な見方が交錯、方向感出ず
・想定の範囲内だが、影響は未知数
・金曜日のオプション期日に向け、徐々に動意は薄れそう

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場はもみ合い推移。一昨日に2万8000ドル(約370万円)で跳ね返されると2万7000ドル(約355万円)を挟んでのもみ合い推移に終始した。

シリコンバレー銀行(SVB)の買収先が決まり、週明けのドイツ銀行(DB)株が上昇して始まるなど、金融不安が後退する中、BTCは何度か28,000ドル台に乗せるも、DB問題で急速に進んだ金融緩和期待が後退する中、跳ね返されていた。

そうした中、CFTC(米商品先物取引委員会)が米国で無登録でデリバティブ営業を行ったとしてBinanceを民事で提訴、未明にかけてBTCは26,000ドル台半ばまで急落した。

3月23日につけた安値水準でなんとか下げ止まると、Binance提訴の影響について様々な見方が出る中、BTCは27,000ドルを挟んでの小動きに終始した。

まず朝方、BinanceのCZ氏がブログ上で同社はコンプライアンスに注力してきたと反論、この提訴との関連は不明だが、同じ頃、米地方裁判所がBinance USによるVoyager買収手続きを一時停止した。

続いて、米調査会社バーンスタインがBinanceの米国での営業取りやめを条件にした和解の可能性を指摘。また今回の提訴はETHのステーキングを証券とみなすSECに対抗するCFTCの政治的意図を指摘する声も聞かれた。

一方、CFTCのベーナム委員長はCNBCに出演、米国法をずっと意図的に破ってきたとBinanceを非難、また議会公聴会でETHは商品と信じているとコメントした。

今回の提訴を受け、一時1割程度下落していたBinance Coinは下げ止まりを見せている。


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