ポイント

・4万3000台半ばのCME窓埋めで達成感、4万2000ドル台に失速
・ETF取引3日目間の出来高約100億ドル、3日目のネットフローはマイナス
・13日の安値から徐々に下値を切り上げており、Sell the Factは一巡か
・利下げ観測の後退が相場の重しに

昨日のBTC市場

昨日のBTC相場は上値の重い展開。4万3000ドル(約635万円)台半ばで上値を押さえられると、4万2000ドル(約620万円)近辺まで値を下げたが、4万3000ドル台に切り返している。

BTCは火曜日のETF取引スタート直後に、GBTCからコインベースに9000BTC送金が伝わり4万2000ドル近辺に急落したが、前日安値手前で切り返したことから、Sell the Factによる調整売りが一巡したとの見方が強まり4万3000ドル台半ばまで上昇。週初に開けたCME先物の窓埋めに成功した。

しかし、窓埋めの達成感もあり上値を押さえられると、じりじりと値を下げ始めた。ETFに関しては3日間の出来高が約100億ドルに達したと報じられ、また先物ETFからの乗り換えだったがアークインベストメントは自社が発行したETFの購入を始めるなど、ポジティブなニュースが出回る一方で、金融界がBTCに深くかかわることに懸念を示す声も一部に聞かれた。

海外時間に入るとETFローンチ3日目のBTC関連ETFへのネット資金フローが、GBTCや先物ETFからの流出が新規ETFへの流入を上回り、若干のマイナスとなったことが伝わった。

さらにダボス会議に出席していたJPモルガンのダイモンCEOが、個人的なアドバイスとして「BTCに関るな」とコメントしたことも嫌気され、BTCは4万2000ドル台前半に値を下げた。

しかし、再び昨日の安値を更新できずに切り返すと4万2000ドル半ばに値を戻している。


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