ビットコインからのハードフォークで誕生した派生的なコインである、ビットコインキャッシュ。ビットコインは伝統的な仮想通貨(暗号資産)であるだけに処理速度などに課題があるとして、それを改善するために誕生しました。いわばビットコインの兄弟分ともいえる仮想通貨ですが、そのビットコインキャッシュが本家であるビットコインよりも先に半減期を迎えつつあります。

それを受けて相場はどう動いているのか、そこからビットコインの半減期に関連する値動きを展望することはできるのか、このあたりを論じてみたいと思います。

ビットコインキャッシュの半減期は4月4日の予定

ビットコインキャッシュは、2024年4月4日に2回目の半減期を迎える予定です。それを目前にして、ビットコインキャッシュは上昇の動きを見せています。半減期を迎えるとマイニングの報酬が半分になるため、市場に供給されるコインの量が抑制されます。供給量が減ることが材料視され、これまでさまざまな暗号資産が半減期を迎えることで価格の上昇が起きてきました。

本家であるビットコインも過去に半減期を控えた時期に価格上昇が起きており、ビットコインキャッシュの動きも順当といえます。

兄弟分が半減期で上昇したということは・・・?

ビットコインキャッシュの半減期は、4月4日の予定です。それに続いて、本家であるビットコインの半減期は2024年の4月21日だといわれています。兄弟分のビットコインキャッシュで価格上昇が起きたのですから、本家であって兄貴分のビットコインも…という思惑が広がるのは間違いないでしょう。

すでにビットコインは半減期を材料として織り込まれており、対円では1000万円の大台を突破する暴騰ぶりです。前回の半減期では30%程度の上昇という局面もあっただけに、今回もビットコインの半減期で「春の嵐」が吹き荒れることは間違いなさそうです。


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