ETH(イーサリアムプラットフォーム上のネイティブ通貨)の急落が5/28正午過ぎから継続しています。

5/28正午に時価総額570億ドルだったイーサリアムは、3時間後には520億ドルまで下落し、5/29の朝には510億ドルまで落ちました。

その後やや持ち直すも引き続き安値圏で推移しています。ETHは現在525ドルで取引されていて、24時間で2.7%の下落となっています(coinmarketcap調べ)。

 

要因としては、EOS(イオス:イーサリアム・キラーとも呼ばれる、高機能Dappsプラットフォーム)の発行体が大量のETHを売っている可能性が挙げられます。

Trustnodeによると、EOSは5/28、30万ETHを一気にBitfinexで売却した模様で、同取引所での取引量を一時的に高騰させたようです。

EOSクラウドセールのスマートコントラクト・アドレスを確認すると、同発行体は現在24.4万ETHを保有している他、マルチシグ・アドレスに90万ETH保有しているとの事です(Trustnode調べ)。

つまりEOSは、およそ115万ETHを保有していることになり、この先も彼らからの突発的な売りが市場に強い売り圧力をかけることが警戒されます。

しかし、影響を受けているのはETHだけではありません。EOS自体も打撃を受けており、時価総額は24時間で8%近く下落しました(現在の時価総額は98億ドル)。

さらに、5/29正午には、中国のインターネット・セキュリティの大手「360」社が、EOSのシステムに複数の脆弱性をみつけたことを発表しました。

先週には今月3銘柄目となるハッキング事件も発覚しており、システムの脆弱性にはこの先も市場が敏感な反応を見せる可能性があります。

よってEOSはこの先も上値の重い状況が続きそうです。今回のニュースを受けて、EOSは「メインネットのローンチ」を問題が解決するまで先延ばしにするようです。

 

参考記事

FinAlt Friday Update Vol.1:直近1週間の仮想通貨市場動向を徹底解析

 

時価総額上位の通貨が下落していることもあり、ほとんどの下位通貨もつられているようです。仮想通貨市場全体で見ると、5/6につけた4700億ドルの高値から、本稿執筆時では3045億ドルまで、実に36%近く下落しています。

イーサリアムに関しては、一時的な売り圧力がかかっているのみで、EOSほど将来的な不安感はないと考えられます。また、ETHはRSI30%付近で推移するなど、売られすぎシグナルも出つつあります。続落か反発か今週の動きが注目されます。

 

より詳しいETHのテクニカル分析は、下記のリンクからもご確認いただけます。

 

参考レポート(アルトデザイン

テクニカル分析(イーサリアム)〜雲下抜け・RSI30%割れ〜

 

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