ポイント

  • 今朝方、81,000ドル台、連日史上最高値を更新する展開
  • アルトコインに物色買い、政権入りの噂でADA・DOGEが高い
  • 新政権下での人事に関心、ゲンスラー委員長後任候補も複数挙がる
  • 下院も過半数にあと一歩、反暗号資産派の大物ブラウン氏は落選

昨日のBTC市場

週末のBTC相場は大きく上昇。BTCは金曜日に7万7000ドル（約1175万円）台を付けると、しばらく7万6000ドル台での推移が続いたが、日曜日に8万ドル（約1220万円）台に急騰、今朝方8万1000ドル（約1235万円）台に値を伸ばした。

BTCは、水曜日のトランプ氏当確を受けて6万8000ドル（約1040万円）台から7万6000ドル（約1160万円）台へ1割以上上昇。日本時間の金曜日早朝のFOMCで0.25％の利下げを確認、四半期入札を終えた米長期金利の反落もあり金曜日の朝方7万7000ドルに肉薄した。

木曜日のBTC ETFフローが13.7億ドル、ブラックロックのIBITも11.1億ドルと過去最高を記録したことも相場の後押しとなった。

一方、トランプ氏の勝利によりゲンスラー委員長の更迭が確実視される中、ソラナ、カルダノ、ポリゴンと言ったSECに証券と名指しされた暗号資産やコインベースなど訴訟を抱える銘柄への物色買いが集まり、これまで上昇して暗号資産の時価総額に占める割合、ドミナンスが反落する流れの中、BTCは7万6000ドル台で上げあぐんだ。

金曜日から土曜日にかけ77,000ドルにワンタッチ、史上最高値を更新したが、米長期金利が反発、アルトコイン買いが強まる中、BTCはしばらく7万6000ドル台での推移が続いた。金曜日のBTC ETFのフローは293百万ドルとそれほど伸びなかった一方、ETH ETFは86百万ドル、3日で190百万ドルと同銘柄としてはこれまでにないペースで流入があったことが評価されてか、堅調に推移、アルトターンを主導した。

すると、カルダノ（ADA）の創始者チャールズ・ホスキンソン氏がトランプ政権の暗号資産政策に積極的に関与する姿勢を示し、これが同氏の政権入りの噂となってADAが急騰、サポーターのマスク氏の政権入りが有力視されているドージコイン（DOGE）も大きく値を上げる中、BTCは土曜日の高値を更新すると、8万ドル台まで急伸した。

CME先物オープンに先立ち窓埋め方向に7万8000ドル台まで値を下げたが、オープン前に切り返すと8万1000ドル台に急反発、史上最高値を更新し、大きく窓を開けて始まった。


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