6月に開催されたBlock Co+ Tokyo2018。

NEOの ジャパンオペレーションヘッド やHuobiのファウンダーが登壇し4500人の来場者で賑わったようです。

残念ながら筆者は参加できなかったのですが、日本にイベントに来ていたNEOのDAppsチームと顔を合わせ、銀座のアミューズメントカジノでポーカーに興じるという貴重な体験をした週となりました。

今回のイベントで話題になったのが、漫画界の巨匠である松本 零士氏がスピーカーにいたことです。

いったいブロックチェーンとどういった関係があるのだろうか。

『Venture Times』に掲載された記事に詳しい内容が書かれていますので、以下に掲載させていただきます。

Original article:イベントレポート!『Block Co+ Tokyo2018』にアニメ界の巨匠、松本零士氏が登壇!トリニティプロジェクトを発表

6月は大規模な仮想通貨イベントの多い月であった。

6月26日・27日には JAPAN BLOCKCHAIN CONFERENCE が東京国際フォーラムで開催され、ロジャーバー氏やチャールズホスキンソン氏、SBIホールディングスの北尾吉孝社長や東国原英夫氏といった著名人が登壇した。

6月29日には『Block Co+ Tokyo2018』がヒルトン東京お台場で開催され、セインカミュ氏を始めとした著名人ほか、大手仮想通貨取引所『Huobi』共同ファウンダーの袁大伟氏や、ホワイトハッカーの河崎純真氏等、ブロックチェーン業界の実力者も名を連ねた。その中にアニメ界の巨匠、松本零士氏がいた。

松本零士氏『トリニティプロジェクト』にてブロックチェーンに参入

一見ブロックチェーンとは関係がないように見えるアニメ界の巨匠、松本零士氏の登壇は、特に注目を集めた。同イベント最後の枠で登壇し、スピーチ後には囲み取材も敢行された。

VentureTimesでも同氏への取材を敢行し、なぜブロックチェーンに参入されたのかを問うた。

トリニティプロジェクトとは?

まず、『トリニティプロジェクト』とは、デジタル化の波に乗り遅れるアニメ・マンガ業界を、ブロックチェーンによる版権管理プラットフォームを中心とした様々なソリューションにより、デジタル時代へと対応させていくプロジェクトだ。同プロジェクトは松本零士氏のみならず、様々な業界人が発起人となっている。

ブロックチェーンそのものについて松本零士氏は、
「自分はブロックチェーンについてはあまりよく分かっていないが、アニメや漫画に関わる人たち、そして作家たちが、本当に夢を持ってこれからも発展していけることが大切だと思っています。そのために、テクノロジーにより切り開かれる新しい波に乗ることはとても重要です。アニメ・漫画業界がデジタル時代に対応できるよう、変革を促さなければいけないと思いこのプロジェクトに参入しました。」と語った。

思えば、松本零士氏の代表作である銀河鉄道999は、当時まだアイディアすらなかったような先端技術をふんだんに盛り込んだSF作品だ。同氏がブロックチェーンに関わるというのは斬新だが、同氏が描いていた未来のイメージからすれば、これも一つのターニングポイントなのかもしれない。

アニメ・漫画業界に新たな議論を巻き起こしそうなプロジェクト、トリニティ。その進捗を是非見守りたい。