仮想通貨市場
仮想通貨市場の時価総額は、先週の時価総額上位複数通貨の年初来安値更新を機に相場が反発し、5月上旬から続いた下落基調を食い止めた形となっております。
直近1週間で相場は2520億ドルから2770億ドルまで上昇し(第1図参照)、ビットコインが年初来安値を更新した6/29(金)からは18%相場が回復しました(第2図参照)。
一方で、ビットコインやイーサリアムなどの代表的通貨は、足元上下を繰り返す値動きをしており、依然「上昇トレンド転換」と判断するには時期尚早と言えそうです。
ビットコイン(BTC)
ビットコインの対ドル相場は、先々週6/30(土)には終値ベースで5/6高値(9918ドル)と6/10高値(7630ドル)を結んだレジスタンスライン(下図黄線)を突破し、足元5/5高値(9948ドル)と6/29安値(5774ドル)を結んだフィボナッチ・リトレースメント 23.6%戻し(6759ドル)付近で推移しております。
この先は、フィボナッチ・リトレースメント 23.6%を上抜けし、7000ドル台(下図紫線)まで相場が戻るか注目されます。
イーサリアム(ETH)
イーサリアム対ドル相場は、7/2(月)に5/6高値(838ドル)と6/21高値(545ドル)を結んだレジスタンスライン(下図白線)を突破しました。
その後、緩やかに相場が下落しましたが、7/8に再び反発し一時は491ドルの高値を記録しました。
執筆時点(7/9)には480ドル台で推移しており、心理的節目となる500ドル(下図緑線)が意識されます。
<本記事ご協力>
ビットコインなどの仮想通貨をまとめたメディア『FinAlt』が提供