ビットコイン7000ドル割れ・他主要通貨もサポートラインを割り込む

ビットコインの対ドル相場は、8/6の17:00(GMT+9:00)頃に心理的節目となる7000ドルラインを割り込み足元6945ドルで推移しております。

相場は足元一目均衡表雲上限(6960ドル)手前で推移しており、この先は雲上限上抜けか続落かに注目が集まります(第1図)。

続落の場合は、5/5高値(9948ドル)と6/29安値(5774ドル)を起点とするフィボナッチ・リトレースメント26.3%戻し(6759ドル)が下値目途として意識されます(第2図)。

 

ビットコインの7000ドルライン維持は今週の仮想通貨市場全体のムードを左右する注目材料と捉えられていましたが、やはり他主要通貨でも相場の下落が確認されています。

イーサリアムの対ドル相場は8/7、6/29安値(404ドル)と7/8高値(495ドル)を起点とするレンジ相場の下限を一時的に下方ブレイクしましたが、節目となる400ドルで反発しレンジ相場内に戻っています(第3図)。

この先はテクニカル的な下値目途は乏しく、引き続きレンジ相場下限を挟む値動きが予想されます。

 

一方で、リップルの対ドル相場は、8/6の終値が6/29安値(0.42ドル)と7/3高値(0.51ドル)を起点とするレンジ相場の下限を下方ブレイクし、足元0.41ドル周辺で推移しております(第4図)。

こちらもテクニカル的な下値目途は乏しく、この先はレンジ内に相場が戻ることに期待が寄せられますが、レンジ相場を下方ブレイクしたことにより悲観ムードが色濃くなっている点には注意を要するでしょう。

市場が下火のなか高パフォーマンスな通貨とは?

市場のおよそ70%のドミナンスを占める時価総額第1、2、3位の通貨が下げ相場の中、時価総額TOP20で唯一高パフォーマンスを収め時価総額ランキング内を駆け上がっている通貨があります。

それはズバリ、イーサリアム・クラシック(ETC)です。

 

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