仮想通貨市場

仮想通貨市場時価総額は先週14日、昨年の11月ぶりに2000億ドル以下の水準で推移し1896億ドルの週安値を記録しました(第1図)。

相場は足元2171億ドルまで回復しており、直近1週間では横ばいの値動きとなりました。

また、BTCは引き続き50%以上のドミナンスを維持しており(第2図)、市場が下火のなか、依然比較的高いパフォーマンスを記録しております(サマリー参照)。

 

第1図:仮想通貨市場時価総額チャート(8/13〜8/20)

第2図:BTC・ETH・XRPドミナンスチャート(2017年1/1〜2018年8/20)

ビットコイン(BTC)

ビットコインの対ドル相場は17日、一目均衡表転換線を上抜けし足元6500ドル周辺で推移しております(第3図)。

この間に、6/29安値(5774ドル)と7/25高値(8496ドル)を起点とするフィボナッチ・リトレースメント76.4%押し(6417ドル)も上抜けし、緩やかな上昇基調となっております(第4図)。

この先は、節目となる6500ドル水準を上抜けできるか否かが注目され、フィボナッチ・リトレースメント61.8%押し(6814ドル)が上値目途として視野に入ります。

 

第3図:BTC対ドル(日足)チャート(一目均衡表)

 

第4図:BTC対ドル(日足)チャート(フィボナッチ・リトレースメント)

イーサリアム(ETH)

イーサリアムの対ドル相場は7/31より下げ幅を広げておりましたが、8/14に心理的節目となる250ドル周辺で下げ止まった格好となりました。
18日には、7/18高値(511ドル)と8/14安値(249ドル)を起点とするフィボナッチ・リトレースメント23.6%戻し(311ドル)を一時上抜けするも反落し、相場は足元300ドル周辺で推移しております(第5図)。
フィボナッチ・リトレースメント23.6%戻し(311ドル)が依然上値目途として視野に入っており、この先は心理的節目となる300ドルを上抜けできるか注目されます。

 

第5図:ETH対ドル(120分足)チャート(フィボナッチ・リトレースメント)

 

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ビットコインなどの仮想通貨をまとめたメディア『FinAlt』が提供