ショート・ポジションカットはされる?

外国為替市場において、ロンドン時間16時(日本時間午前0時)は「ロンドンフィキシング」と呼ばれ、その日の取引の値決めが行われます。

毎月月末になるとその時間には特殊な売買需要が発生します。

為替の値決めで非常に大きな金額が動くため、ドル円が1円ほど動くこともしばしばあります。

非常に短期間の値動きなのですが、今回は仮想通貨市場にも影響を与えたようです。

米ドル/円(USDJPY)15分足チャート

 

日本時間午前0時〜1時にかけて、ドル円を含むドルストレートなどが大きく乱高下。

最終的に下げていったのですが、ビットコイン円の価格はこの値動きに翻弄されたのか、71万円台後半にまで突き上げられました。

おそらくBTCUSDの影響もあるでしょう。

乱高下を受けて、直近のレジスタンスラインを上抜けたタイミングでストップ・ロスが発生したのかもしれません。

最終的にはビットコインは72万円手前まで上昇しました。

直近のチャート分析を行います。

ビットコイン/円(BTC/JPY)4時間足チャート分析

出所:DMM Bitcoin

4時間足チャートです。

突然の急騰もあり、上髭を残しております。

これといった材料があったわけではないので、やはりロンドンフィキシングの影響を受けた可能性が高そうです。

さて、チャートには一目均衡表とRCIを掲載しました。

4時間足ベースでは下降形状に近いテクニカル形状となっておりますが、雲も薄めに推移をしており、上に抜けやすい展開が予想されます。

時間にして、36〜48時間後ぐらいでしょうか?

早ければ金曜日の夜に雲を上に抜けてくるかもしれません。

抜けていく条件としては、

  • ・RCI26が0.0ラインを超えていく
  • ・RCI52が−80ラインより上で推移をする
  • ・かつ、71万円台前後でおとなしく推移をする

このあたりでしょうか?

少し小休憩を挟んで次のトレンドに備えた段階に移行できれば、テクニカル的にも好条件が揃ってくるでしょう。

現在のローソク足より26本遅れてくる、遅行線というラインがありますが、このラインの使い方は、ローソク足より上で推移するか、下で推移するかでトレンドの方向感を示す一つの参考指標です。

このペースですと、現在の価格を維持するだけで、ローソク足より上で推移をはじめるタイミングが金曜日の夜〜土曜の午前中にかけてありそうです。

4時間足ベースでは徐々にテクニカルの好条件が週末にかけて現れはじめていますので、上方向に期待をしましょう。

72万円をもし超えてくるタイミングあった場合、72万円よりもさらに上でストップロスが出そうです。

コアポジションは残しておく前提でトレードされると良いのではないでしょうか。

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。