ライトコイン(LTC)の対ドル相場は、9日から13日の下落後、短期上昇トレンドに復帰できるか注目されましたが、先週は13日安値(30.189ドル)と高値(33.852ドル)を起点とするレンジ内で推移しました。
移動平均線&RSI
13日移動平均線は、21日と34日移動平均線を割り込みデッドクロスを示現しています(第1図)。
先週19日までは、55日移動平均線が相場のサポートとして機能していましたが、20日に相場は同水準を割り込みました。
RSIは足もと45.6%で推移しています。
【第1図:LTC対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】
出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成
一目均衡表
一目均衡表では、17日に遅行線が逆転し、翌18日には均衡表も逆転しました(第2図)。
相場は、10日と11日に転換線と基準線を割り込みました。20日には雲(抵抗帯)下限周辺で下げ止まりましたが、本日21日は相場が同水準を割り込んでいます。
【第2図:LTC対ドルチャート(一目均衡表)】
出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、一定の幅を維持しながら横ばいとなっています(第3図)。
相場は、13日よりおおよそセンターライン(20日移動平均線)とロワーバンド-1σの間で推移しており、現在はロワーバンド-1σ(30.8933ドル)周辺で推移しています。
センターラインの下で相場が推移していることから、現在は弱気相場になっていると言えるでしょう。
今週は、ロワーバンド-1σを死守できるか否か注目されます。
【第3図:LTC対ドルチャート〈ボリンジャーバンド(20、±1σ、±2σ)〉】
出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成
出来高&フィボナッチ・リトレースメント
相場が13日安値(30.189ドル)と高値(33.852ドル)のレンジ内で推移するなか、出来高は低い水準で概ね横ばいとなっており、売りと買いの圧力が拮抗していることが指摘されます(第4図)。
相場は、先週指摘したフィボナッチ・リトレースメント61.8%押し(30.349ドル)を死守していますが、50%押し(32.537ドル)の上抜けに2度失敗しています。
【第4図:LTC対ドルチャート(出来高&トレンドライン)】
出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成
チャートポイント一覧
先週は、相場が短期上昇トレンドに復帰できるか否か注目されましたが、結果的にレンジ内での推移となり、反発のタイミングを逃したと整理できます。
今週は、レンジ下限(30.189ドル)およびフィボナッチ・リトレースメント61.8%(30.249ドル)を死守できるかがポイントとなりそうです。
足もとのチャートポイント一覧は以下の通りになります。
【第1表:チャートポイント一覧(ドル)】
出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成
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