ライトコイン(LTC)の対ドル相場は、21日から26日までの6日間全てに陽線がつき、13日安値(30.189ドル)と高値(33.582ドル)を起点とするレンジの上限のブレイクを試す動きも確認されましたが、27日には同水準がレジスタンスとなり反落しています。
移動平均線&RSI
13日移動平均線は21日に34日移動平均線を割り込みました(第1図)。
また、21日移動平均線も本日34日移動平均線を割り込みデッドクロスを示現しています。
4本の移動平均線は足もと収縮すると共に横向きになっており、相場が次のトレンドに向けエネルギーを溜め込んでいるといえます。
相場は21日からの上昇で55日と13日移動平均線の上抜けに成功しましたが、27日には21日と34日移動平均線周辺で反落し、現在は13日移動平均線(32.3119ドル)周辺で推移しています。
RSIは足もと48%で推移しています。
【第1図:LTC対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】
出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成
一目均衡表
一目均衡表では、均衡表と遅行線が逆転しています(第2図)。
売りシグナルが重なっていますが、相場は22日に雲(抵抗帯)下限、さらに翌23日には転換線を上抜けしています。
この先は、2月1日にある雲ねじれの突破を試す動きが出てくるか注目されます。
【第2図:LTC対ドルチャート(一目均衡表)】
出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは先週、一定の幅を維持しながら横向き推移していましたが、週末26日からは収縮し始め、センターラインが下向きになっています(第3図)。
相場は21日に-1σで奇麗に反発、その後も続伸し26日にはセンターライン(20日移動平均線)を上抜けしました。
しかし、翌27日には反落となり、直近2日間はセンターラインを挟み込む値動きとなっています。
センターラインが下向きになっていることを考慮すると、相場の下落と共にバンドが拡大する展開も予想されます。
今週はセンターライン周辺でのせめぎ合いに注目です。
【第3図:LTC対ドルチャート〈ボリンジャーバンド(20、±1σ、±2σ)〉】
出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成
出来高&トレンドライン
22日には突発的な出来高の増加が確認されましたが、その後は薄商いとなり、先週の出来高水準は低下基調となりました(第4図)。
この先もレンジ内での相場の動く方向と出来高の増減には注意を要します。
【第4図:LTC対ドルチャート(出来高&トレンドライン)】
出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成
チャートポイント一覧
移動平均線や一目均衡表の転換線・基準線からは、方向感のつかみにくい相場となっていることがわかります。
また、こうした状況にボリンジャーバンドの収縮が重なっていることで、現在は相場の値動きが急に早くなる可能性が高いといえます。
足もとのチャートポイント一覧は以下の通りとなります。
【第1表:チャートポイント一覧(ドル)】
出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成
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