ビットコインキャッシュ(BCH)の対ドル相場は、22日に12日高値(136.92ドル)と13日安値(121.37ドル)のレンジ下限で綺麗に反発しましたが続伸とはならず、24日からは弱気一色となっています。
移動平均線&RSI
21日移動平均線が24日に55日移動平均線を割り込んでデッドクロスを示現しています(第1図)。
4本の移動平均線は足もと収縮しており、相場が短中期的に横ばいとなっていることを示唆しています。
相場は23日、13日移動平均線を上抜けしましたが、25日には再び同水準を割り込み、現在は4本の移動平均線の下で推移しています。
RISは足もと35.5%で推移しています。
【第1図:BCH対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】
出所:Trading ViewのBCH/USDチャートより作成
一目均衡表
一目均衡表では、均衡表と遅行線が逆転しています(第2図)。
相場は先週、転換線周辺で推移していましたが、26日に同水準を割り込み本日まで続落としています。
この先も転換線がレジスタンスとなり上値の重い展開も予想されます。
【第2図:BCH対ドルチャート(一目均衡表)】
出所:Trading ViewのBCH/USDチャートより作成
ボリンジャーバンド
9日より狭い幅を維持しながら下向きに推移していたボリンジャーバンドですが、先週は一段と収縮しました(第3図)。
相場は23日から27日の間、-1σとセンターライン(20日移動平均線)の間で推移しましたが、本日は-1σを割り込み-2σに接近しています。
相場が-2σにタッチすれば、そこから反発できるか、下降バンドウォークとなるか注目されます。
【第3図:BCH対ドルチャート〈ボリンジャーバンド(20、±1σ、±2σ)〉】
出所:Trading ViewのBCH/USDチャートより作成
出来高&トレンドライン
相場は、12日高値(136.92ドル)と13日安値(121.37ドル)のを起点とするレンジ内で推移していましたが、27日にはレンジ下限を割り込み、本稿執筆時点では22日安値(115.93ドル)で弾いたレジスタンスも割り込んでいます。
先週は出来高も低下基調となっていますが、本日の出来高はすでに直近4日間の水準を上回っています。
【第4図:BCH対ドルチャート(出来高&トレンドライン)】
出所:Trading ViewのBCH/USDチャートより作成
チャートポイント一覧
比較的短期で狭いレンジを下方ブレイクしていることから、この先続落となっても短期的な下降トレンドになることも予想されます。
より注目すべきは、現在は中期的にも方向感に欠ける相場となっていることです。
中期のレンジ(第4図内黄線)をブレイクした際はその後のトレンドも相応の持続力をもつと言われます。
足もとのチャートポイント一覧は以下の通りになります。
【第1表:チャートポイント一覧(ドル)】
出所:Trading ViewのBCH/USDチャートより作成
<本記事ご協力>
ビットコインなどの仮想通貨をまとめたメディア『FinAlt』が提供
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。