ビットコイン(BTC)の対ドル相場は、20日に12月27日安値(3686ドル)を起点とするサポートラインを割り込みました。
先週は同サポートラインがレジスタンスとなり、26日から相場が下落した格好です。
移動平均線&RSI
13日、21日移動平均線はデッドクロスを維持しています(第1図)。
また、移動平均線は4本とも下向きで推移しています。
相場は先週26日、一時21日移動平均線(3750ドル)付近まで上昇しましたが、終値は3631.2で引け、翌27日からは下げ足を速め、足もと3480ドル周辺で推移しています。
相場の移動平均線からの乖離率は-4%となっています。
RSIは足もと37.6%で推移しています。
【第1図:BTC対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】
出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成
一目均衡表
一目均衡表では、均衡表と遅行線が逆転しています(第2図)。
転換線は下向きになっていますが、基準線は横ばいとなっており、中期的には相場が方向感を欠いていることを示唆しています。
直近2週間ほどは転換線が相場のレジスタンスとして機能しています。
【第2図:BTC対ドルチャート(一目均衡表)】
出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、26日から急速に収縮しています(第3図)。
相場は27日に-1σを割り込み、足もと-2σも割り込んでいます。
相場が-2σを割り込んでいるものの、バンド幅の拡大がないため、この先は下げ渋る展開も予想されます。
【第3図:BTC対ドルチャート〈ボリンジャーバンド(20、±1σ、±2σ)〉】
出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成
出来高&トレンドライン
出来高は低下基調にありますが、直近2日間の相場下落で若干持ち直しています(第4図)。
8日高値(4215.8ドル)と19日高値(3882ドル)を結んだ短期の下降トレンドラインが相場のレジスタンスとして機能しています(第4図内白線)。
【第4図:BTC対ドルチャート(出来高&トレンドライン)】
出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成
チャートポイント一覧
テクニカル的には弱気一色といえ、今週も上値の重い展開が予想されます。
足もとのチャートポイント一覧は以下の通りになります。
【第1表:チャートポイント一覧(ドル)】
出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成
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