仮想通貨取引所大手コインベース (Coinbase) のブライアン・アームストロングCEOは、CNBCのインタビューで、米国における明確な仮想通貨規制の必要性と、来たる選挙における「仮想通貨票」の重要性を強調しました。
5、6年前から積極的に政策提言活動を行ってきたとするアームストロング氏によると、活動開始当初は仮想通貨に対する理解が乏しかったものの、現在では議会関係者の間でも認知が広がり、具体的な規制の枠組み構築に向けた議論が活発化しているとしています。
上記の背景として同氏は、欧州連合（EU）がすでに仮想通貨に関する包括的な規制を導入していることや米国の規制の不透明感が事業者や消費者に悪影響を及ぼしているとの認識の高まりを挙げています。
また、アームストロング氏は、今回の選挙において「仮想通貨票」が重要な意味を持つと指摘。
世論調査によると、有権者の3人に1人が投票先を決める上で仮想通貨に対する候補者の立場を考慮すると回答しており、仮想通貨を支持する候補者の擁立を掲げる団体には、140万人以上が賛同しているといいます。
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アームストロング氏は、仮想通貨の用途が、初の投機的な取引から、決済などの実用的な分野へと広がりつつあると指摘。ステーブルコインの取引高が昨年は約10兆ドルに達し、今年はさらに2～3倍の成長が見込まれるなどドルに裏付けられたステーブルコインの普及が加速していると述べました。
同氏は「米国が技術と金融のリーダーであり続けるためには、明確な規制を整備し仮想通貨業界の発展を促す必要がある」と訴えています。
記事ソース：CNBC
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