2億3000万ドル（約327億円）相当の仮想通貨を盗み、マネーロンダリングを行ったとして、マイアミとロサンゼルス在住のマローン・ラム容疑者(20)と、ロサンゼルス在住のジャンディエル・セラーノ容疑者(21)が共謀罪で起訴されました。二人は昨夜逮捕され、本日、フロリダ州南部地区連邦地方裁判所とカリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所にそれぞれ出廷しました。
起訴状によると、ラム容疑者、セラーノ容疑者らは、遅くとも2024年8月から、仮想通貨の盗難と取引所やミキシングサービスを通じた盗難資金のマネーロンダリングを共謀していました。
容疑者らは被害者の仮想通貨アカウントに不正にアクセスし、被害者の資金を自身のウォレットに移動。その後、盗難資金を様々なミキサーや取引所を介して移動させ、VPNなどを駆使して身元を隠蔽し、マネーロンダリングを行っていました。ラム容疑者とセラーノ容疑者は、マネーロンダリングで得た資金を、海外旅行、ナイトクラブ、高級車、時計、宝石、ブランドバッグ、ロサンゼルスやマイアミの賃貸住宅などに費やしたとされています。
2024年8月18日には、ラム容疑者、セラーノ容疑者、その他共謀者たちは、ワシントンD.C.の被害者に接触し、その被害者とのやり取りを通じて、4,100ビットコイン以上（当時2億3000万ドル以上の価値）を不正に入手したとされています。
この事件は、コロンビア特別区連邦検事局、FBIワシントンフィールドオフィス、IRS犯罪捜査ワシントンフィールドオフィスが捜査に当たっており、FBIロサンゼルスとマイアミのフィールドオフィスからも捜査協力が得られているとしています。
記事ソース：justice.gov
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