米大統領選挙を控え、仮想通貨市場の行方に注目が集まる中、Core DAOのコントリビューターであるRich Rynes氏は、ビットコインが年末までに史上最高値を更新する可能性があると述べています。
Rynes氏はトランプ氏が選挙運動でビットコインに言及している点に注目し、当選が決まればビットコインは年内に史上最高値を更新するとの見方を示しました。
同氏は、最近のビットコイン価格上昇の要因として、先週発表された利下げ、機関投資家による継続的な買い圧力を挙げました。現在の金利水準とビットコイン価格を比較し「数年前なら考えられない状況」としながらも、今後の利下げの可能性を考慮すると現在のビットコイン市場は強気な状態であると分析しています。
一方、イーサリアムについては、ビットコインほどの強気の見方はRynes氏は示していません。最近のイーサリアムETFの上場が「材料出尽くし」の様相を呈している点を指摘し、ビットコインのような明確な物語（デジタルゴールド）を確立できていないことが、今後の価格上昇を阻む要因になるとの見方を示しました。
スポット・ビットコインETFへの資金流入が低迷している現状については、多くの投資アドバイザーが静観の姿勢を崩していないことが要因だと分析。しかし、将来的には、顧客からの需要の高まりを受けてファイナンシャルアドバイザーがビットコインETFをポートフォリオに組み込む動きが加速すると予想していると述べています。
Rynes氏は、民主党候補が勝利した場合でもビットコインは一旦底入れした後、6～9ヶ月後には大幅な上昇を見せると予想。いずれにせよ、ビットコイン市場は強気の構造を維持しており、特にトランプ氏が当選した場合は史上最高値の更新も視野に入るとの見解を示しています。
記事ソース：CNBC
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