12月20日、ビットコイン価格は96,800ドルで推移しており、過去24時間で4.3%下落しました。仮想通貨市場全体の時価総額は約3.48兆ドルであり、ビットコインの占有率は59%となっています。
昨日19日、米国で提供される現物型ビットコインETFは、6億8000万ドルの資金流出がありました。フィデリティの$FBTCから2億800万ドル、グレイスケールの$BTCから1億8800万ドル、$AKRBから1億800万ドルが流出し、TOP3の流出銘柄となりました。
ビットコインの価格下落、FEDの利下げペース減速が影響か
ビットコインの急激な価格下落によって、暗号資産デリバティブ市場は過去24時間で8億7700万ドル（約1370億円相当）規模の清算が発生しました。
Liquidation Heatmap｜Coinglass
ビットコインの下落理由として、連邦準備制度（FED）ジェローム・パウエル議長の発言が考えられます。今回、25bpsの利下げが発表されたものの、米国の金利政策について、2025年以降慎重なアプローチを取る可能性があると述べ、2025年の利下げは2回を予定していると述べました。
また、政府閉鎖の懸念も下落要因として考えられています。現在、米国議会では、政府閉鎖を防ぐための予算案を可決する期限が残り2日と迫っています。
次期米国大統領ドナルド・トランプ氏は、3月14日までの短期的な予算案に反対し、国家債務上限問題の解決を要求していますが、仮に閉鎖が発生すると政府サービスの停止や連邦職員の給与支払い遅延が発生する可能性があります。
FEDの利下げペース減速と政府閉鎖への懸念がビットコインとアルトコインの急落の引き金になったと考えられています。
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