イーサリアム共同設立者であるヴィタリック・ブテリン氏は、イーサリアム財団(EF)のリーダーシップ構造に「大きな変化」が進行中であると述べました。
We are indeed currently in the process of large changes to EF leadership structure, which has been ongoing for close to a year. Some of this has already been executed on and made public, and some is still in progress.
What we’re trying to achieve is primarily the following…
— vitalik.eth (@VitalikButerin) January 18, 2025
ブテリン氏はEFの中核的なミッションは変わらないとしながら、コミュニケーションの改善やイーサリアムの開発者コミュニティへのより良いサポートといった目標を概説しました。
同氏は、リーダーシップの変更点として、EFリーダーシップ層の技術的知識レベルの向上、開発者やユーザーとのコミュニケーションの改善、「実行能力とスピード」を向上させるための新たな人材の導入、分散型技術とプライバシー重視技術のEFによる利用拡大などを挙げました。
その一方で、イーサリアムのために積極的にロビー活動を行うべきだという一部の要求には反論し、ロビー活動を行うことで「グローバルな中立プラットフォームとしてのイーサリアムという立場が危うくなる」と述べました。
イーサリアムが中立プラットフォームを目指す一方で、次期米国大統領トランプ氏は米国発の仮想通貨を優先する「アメリカファースト」な仮想通貨政策を実施すると見られており、イーサリアムはスイス発の仮想通貨なためトランプ氏の政策の対象とはならないとの見方もあります。
ビットコインやソラナが史上最高値を更新。トランプ氏が発行した公式ミームコイン「$TRUMP」は数時間で50倍以上の高騰、一夜にして時価総額340億ドルを記録するなど、仮想通貨市場が活況となる中、イーサリアム価格は低迷しており、今回の財団改革に多くの期待が集まっています。
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