
米国証券取引委員会(SEC)と大手暗号資産取引所バイナンスは、進行中の訴訟を60日間停止することで合意しました。2月10日の提出書類によると、両者はマーク・ウエダ氏を長とする新たな暗号資産タスクフォースがSECに設置されたことを理由に、訴訟の一時停止を共同で要請しました。
この訴訟は2023年にSECがバイナンスを提訴したことが発端です。SECはバイナンスがソラナ、カルダノ、アルゴランドなどの複数のトークンを提供することで米国の証券法に違反したと主張し、これらの資産は有価証券取引かどうかを判断する「ハウェイテスト(Howey Test)」の基準を満たすとしていました。2024年7月にはSECが訴状の修正を試みましたが、バイナンスは修正および訴訟全体の却下を求める申し立てを行いました。
SECは現在、暗号資産の執行に焦点を当てる50人以上の弁護士とスタッフからなる専門部門を縮小しているとされています。この再編はSECのデジタル資産に対する姿勢の変化を反映したものとみられ、今回の訴訟の一時停止もSECの姿勢を判断する材料となるかもしれません。
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