
かつて世界最大のビットコイン取引所だったMt. Goxが、2025年3月11日に9億ドル相当のビットコインを未指定のウォレットに移動しました。Mt. Goxは2010年に設立され、2013年には世界のビットコイン取引の約70%を担っていましたが、2014年に大規模なハッキング事件により約85万BTCを喪失し、破産を申請しました。その後、債権者への返済手続きが長年にわたって進められています。
情報データプラットフォームArkhamによると、今回の送金では最終的に11,833.64 BTC(約9.3億ドル)が移動しました。その大半は「1Paz…9pYj」というラベル付けされていないウォレットに送られ、332 BTCはMt. Goxのウォームウォレットに移動されましたが、どちらの送金も現在のところ未使用のままです。
Mt. Goxは2024年7月より債権者への返済を開始し、保有する142,000 BTC(110億ドル)の支払いが進められています。一部の債権者は取引所であるKrakenやBitstampを通じて返済を受けていますが、返済期限は2025年10月31日まで延期されました。
過去の例では、Mt. Goxが債権者への返済準備としてビットコインを移動させることがあり、今回の送金も市場への売り圧力につながる可能性が指摘されていますが、現時点では債権者への分配に関連しているかは不明です。
現在、Mt. Goxのウォレットには約28億ドル相当のビットコインが保有されており、市場の動向が注目されています。
記事ソース:Arkham
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