資産運用会社Bitwiseは新たに「Bitwise Bitcoin Standard Corporations ETF(ティッカー: OWNB)」をローンチしました。このETFは、1,000BTC以上を自社バランスシートに保有する企業を対象としたものとなっており、日本からはメタプラネットが組み入れられています。
Today we’re launching the Bitwise Bitcoin Standard Corporations ETF, now trading with ticker OWNB.
Over 70 companies today have adopted MSTR’s playbook of holding bitcoin as a corporate treasury asset. The Bitwise Bitcoin Standard Corporations Index holds the largest, those with… pic.twitter.com/Z7pqLGGx27
— Bitwise (@BitwiseInvest) March 11, 2025
本ETFは直接ビットコインに投資するのではなく、ビットコイン準備高の多い企業の株式を通じて、ビットコインに関連する価値にアクセスするようになっています。ETFはNYSE Arcaに上場しており、信託報酬は年0.85%に設定されています。
ETFの構成銘柄の比率は、各企業の保有ビットコイン量に比例して決定され、一社の比率が全体の20%を超えないように上限が設けられています。また、企業の総資産に占めるビットコイン比率が33%未満の場合、その企業の比率は1.5%に調整されるルールがあります。四半期ごとにリバランスが実施され、ETF自体は現物ビットコインや先物には投資せず、関連企業の株式のみを保有します。
ローンチ時点での上位構成銘柄には、マイクロストラテジー(約22%)、MARA(約11.4%)、Riot(約6.24%)などが含まれています。日本企業からはメタプラネット社(Metaplanet)が5.1%の割合で組み入れられています。また、テスラ社のようにビットコインを大量に保有していても、総資産に占める割合が小さい企業は組入比率が抑えられる仕組みとなっています(例: テスラは1.36%)。
このETFは、企業がビットコインを戦略的準備資産として採用する流れを促進する新しい投資手段として注目されています。BitwiseのCIOマット・フーガン氏は、企業のビットコイン採用が始まったばかりであり、このETFが革新的な企業群へのエクスポージャーを提供することを強調しています。
情報ソース:Bitwise
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