ビットコイン（BTC）は2025年に入り、主要株価指数であるナスダック100を相対的に上回るパフォーマンスを見せています。年初来でナスダック100が16%以上下落したのに対し、ビットコインの下落率は約12%にとどまり、株式市場の不安定さの中で相対的な強さを示しました。
特に注目を集めたのが4月4日の株式市場急落時の動きです。S&P500指数が1日で5.47%下落したのに対し、ビットコインは直前の24時間で約3%上昇しました。このような逆行現象に対し、Bloombergのアナリスト、エリック・バルチュナス氏は「小さな奇跡」と表現しています。
Bitcoin at $84k is a minor freakin’ miracle in this mkt imo, yes overshadowed by gold’s run but i think you have to be thrilled if you a coiner (altho mamny of them expect 20% jumps everyday so prob upset)
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) April 4, 2025
ビットコインが株式市場をアウトパフォームした背景には、債券の代替として安全資産的な役割が再評価された可能性や地政学リスクの高まりといった複数の要因が挙げられています。
今回のパフォーマンスが一時的な現象にとどまる可能性も否定できないものの、投資家の一部では「リスク資産としてのBTC」という従来の見方を見直す動きも見られ始めています。
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