ビットコインは一晩で83,000ドルから74,000ドルへ急落し、仮想通貨市場全体で14億2000万ドルを超える清算が発生しました。
この急落の背景には、ドナルド・トランプ大統領が金曜日遅くに主要な貿易相手国のほぼすべてに対する大規模な関税を発表し、貿易摩擦が一気に激化したことがあるとみられます。
過去24時間で46万人以上のトレーダーが清算され、うちロングポジションの清算額は12億2000万ドルに達しました。ビットコインでは4億948万ドル、イーサリアムでは3億4812万ドルのロング清算が報告されました。清算額が特に大きかった上位5銘柄はBTC、ETH、SOL、XRP、DOGEとなっています。
市場データからは、今回の売りがロングポジションに集中していたことが示唆され、ショートポジションの清算は比較的少ない状況となっています。
ビットコインは今年1月、トランプ大統領の再選と就任を背景に10万9000ドルを超える高値をつけましたが、現在はバイデン政権下にあった水準付近まで戻しています。約7万3,000ドル付近には強いレジスタンスレベルが存在し、これが持続的な強気相場のローカルボトムになるとの見方もありますが、大規模関税の影響や世界情勢の緊張といった予測不能なブラックスワン的要因が残るため、先行きは不透明です。
情報ソース:Coinglass
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