
資産運用会社のDefiance ETFsは5月6日、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、金といった異なる資産間の相対的な価格変動に投資する、新たなタイプの上場投資信託(ETF)4本の上場を米国証券取引委員会(SEC)に申請しました。
申請されたETFは「BattleShares」というレーベルで展開され、具体的には以下の4本が計画されています。
- ビットコイン対イーサリアムETF(BTCロング、ETHショート)
- イーサリアム対ビットコインETF(ETHロング、BTCショート)
- ビットコイン対金ETF(BTCロング、金ショート)
- 金対ビットコインETF(金ロング、BTCショート)
これらのETFは、実際にビットコインや金といった現物資産を保有するのではなく、先物契約、スワップ、オプションなどのデリバティブ(金融派生商品)や、米国市場に上場されている他のETFやETPを組み合わせて、目標とするエクスポージャーを構築します。
目論見書によると、これらのETFは現物資産を直接保有しないため、デジタル資産や金の保管に伴うリスクを回避できるとしています。しかしその一方で、デリバティブ取引特有のカウンターパーティーリスクや、税制上の制約、頻繁なリバランスによる高い売買回転率といった新たな複雑性やリスクも伴います。
Defiance ETFsは、これらの商品が単一の資産に対する方向性(価格上昇または下落の予測)に賭けるものではなく、あくまで相対的なパフォーマンスに着目したものであることを強調しています。
情報ソース:SEC
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