Hyperliquidのネイティブトークンである$HYPEが$SUIの時価総額を上回り、仮想通貨時価総額ランキングで13位に躍進しました。$HYPEは主要な仮想通貨として市場での存在感を大きく高めています。
CoinGeckoのデータによると現在の時価総額は以下のようになっています
- $HYPE: 約128億ドル
- $SUI: 約120億ドル
この結果、$HYPEは約8億ドルの差で$SUIを上回り仮想通貨時価総額ランキングで13位の座を獲得しました。
驚異的な価格上昇パフォーマンス
$HYPEは堅調な上昇トレンドを維持しており以下の高いパフォーマンスを記録しています。
- 過去24時間: +14%の上昇
- 過去1週間: +47%の上昇
- 過去1ヶ月: +109%の上昇
- 現在価格: 1 HYPE = 38ドル
特に注目すべきはこの価格が2024年12月に記録した過去最高値の32ドルを更新する新記録となっていることです。
Hyperliquidエコシステムの活況
Hyperliquidプラットフォームでは大口投資家による活発な取引が話題となっており、先週末時点では4つのアドレスが合計11億8800万ドル相当のビットコインロングポジションを保有していることが注目を集めました。これは大口の資金がHyperliquidに流入していることを示しています。
さらに、HyperEVM上では新たな動きも見られています。
人気ミームコインFartcoinの開発者がデプロイしたと噂される新しいミームコイン「Diarrhea」が2025年5月25日にローンチされ、底値$0.0000153から$0.0038と約250倍近い価格上昇を1日で見せるなどエコシステム全体で活況を見せています。

Diarrheaのチャート|画像引用元:Dexscreener
Diarrheaの購入方法
- Hyperliquidにアクセスしてウォレットを接続
- $USDCをHyperliquidのアカウントに(EthereumまたはArbitrumから)入金
- Hyperliquid上で$HYPEをSpot(現物)で購入
- HyperliquidのサイトからHyperEVMへ$HYPEを移動
- HyperSwapにアクセスして$HYPEが入ってるウォレットを接続
- HyperSwapのSwap画面でDiarrheaのコントラクトアドレス (0x0C9943DaE040a546B34906dcf63A7BCc828929e5) をコピー&ペーストで反映
- $HYPE→$DiarrheaでSwap
*免責事項
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Hyperliquidが乗り越えた試練
今回の$HYPEの躍進はHyperliquidが過去に経験した重大な試練を乗り越えた結果とも言えます。2025年3月26日に発生した「Jelly騒動」は、Hyperliquidにとって大きな転換点となりました。
Jelly騒動の概要
2025年3月26日の夜、Hyperliquidの$JellyのPerp市場で異常事態が発生しました。$Jellyの価格はわずか1時間のうちに最大で429%という驚異的な高騰を記録し、大規模なショートスクイーズ(清算)を引き起こしました。
この異常な価格変動により、Hyperliquid独自の流動性供給メカニズムであるHLP(Hyperliquidity Provider)は、清算された450万ドル相当のショートポジションを引き継ぐことを余儀なくされ、わずか24時間で約1200万ドルという巨額の損失を計上しました。
この混乱の背景には価格操作の疑惑がありました。著名なオンチェーン分析家であるZachXBT氏がJellyの価格操作に関与した疑いがある複数のウォレットアドレスを公開し、これらのアドレスが「Binanceを通じてArbitrum上で新たな資金提供を受けた」と指摘。さらに不可解だったのは、ショートスクイーズ発生後約2時間でBinanceとOKXが相次いでJellyの永久先物上場を発表したことです。このタイミングはCEXとDEXの間の競争の激しさを物語るものでした。
この騒動により、HyperliquidのプラットフォームからUSDCが1億4000万ドル流出するという深刻な事態となりました。しかし、その後Hyperliquidへの資金流入量は右肩上がりで増加を続けています。

Hyperliquidの資金フロー推移チャート|画像引用元:stats.hyperliquid.xyz
今回の$HYPEの時価総額がSUIを上回るという快挙はHyperliquidがこの試練を乗り越え市場からの信頼を回復したことを示す重要な指標と言えるでしょう。
記事ソース:CoinGecko、stats.hyperliquid.xyz
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